「ねーね、夏樹！眼鏡貸して！」
「は？なんでだよ」
「いいじゃんちょっとかけてみたいの」
「…いいけど、ん」
「えっ今のもう一回、んってもう一回言って！！」
「貸さねーぞ」
「いやー今のが萌えってやつかー」
「マジで返せよ」
「ごめんごめんー。かけてみよーっと。うっ！！」
「お前目悪くなるからやめろって」
「超キツイ！！夏樹視力いくつ！？」
「0.1ないくらい」
「目、悪！」
「お前が良すぎるだけだ」
「なんで知ってるの？」
「身体測定の度に保健委員が騒いでるからいやでも分かんだよ」
「へへー去年はね、2.5だった！」
「嘘、マジで！？」
「だからいつもかっこいい夏樹王子の顔がしっかり見えて超幸せだよ！」
「…………きもちわり」

ぱしっ すたすた

「照れてるー？顔あかーい！」
「着いてくんな！」








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夏樹がかわいいよ