いたずらめいた、軽い口調。本気の光を湛えた、真っ直ぐな視線。真反対のそれを同時に宿した人は俺を逃さないように腕で囲い、しかしそれ以上の拘束はしない。椿くん、と名を呼ばれる。熱い熱のこもる声。

「キス、してもいい?」

そんなこと、そんな声で言われたら、俺は。(拒絶の選択肢は与えられず)


---------------<キリトリ>-----

お題:「キス、してもいい?」と訊く『持椿』



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