どうせ死ぬならさっさと死んでしまいたい。

「不謹慎なやつ」

サニーは綺麗な顔を歪めてそう言った。
その通りだと思う。
それにさっさととほざいている癖にこうして何食わぬ顔で生きている。

誰に言われずとも食事と睡眠をとり、ストレスが溜まったら気晴らしに出掛け、恋人とこうしてティータイムを楽しんでる。

「…で?」
「生きてるのってどうしようもなくかったるいけど」
同時にどうしようもなく幸せだわ。

スコーンに季節のジャムをぬって。特別に仕入れたらしい紅茶を飲む。

「サニー、紅茶おかわり」
「図太く生きそ」
「嬉しいくせに。」

厭味を一蹴して彼の煎れた紅茶を一口含んだ。








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