愛餐憚り乍らいます。



ごくり、と飲み込む音は下品に聞こえていなかっただろうか。食器が立てる音は失礼になっていないだろうか。緊張すればするほど、普段は気づかない素行が目立って、恥ずかしい。承太郎さんはそんな俺にくすり、と笑って「美味いか、仗助」と。味が分からないほど舞い上がっているから、笑って応えるしかなかった。


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お題提供(mutti)



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