チュウリッヒ


住み慣れた街の見知らぬ坂を康一くんの後を追い登って着いたのは街が一望できる場所だった。「由花子さん外国の旅行雑誌に載っていた、街が一望できる丘へ行ってみたいって言ってたよね?」そこにはまだ連れて行ってあげられないから、と康一くんは申し訳なさそうに笑った。それだけでもうあそこには興味が湧かないほど、満たされる。


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お題提供(mutti)



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