１３

俺の中で探るように動いてた朔の指が、だんだん大胆になってきた。

「んっ、ぅんんっ」
「もっと声を聞かせてください」

覆い被っている朔から、俺の表情なんかもよく見えてるんだろう。恥ずかしいさに逃げ出したい気持ちになるけど、朔の長い指がまた奥に入ってきて、それどころじゃなくなった。

「はぁッああっ、んぅう……」
「逃げたらいけませんよ」
「やっやだぁっ、あっあっんんっ」
「大丈夫ですから。もう痛みはないでしょう？」

さらに指を増やされた。
ゆっくりと中に入ってきたけど、圧迫感がすごい。痛くはないんだけど。

「息をつめないでくださいね」
「うぅ、ぁっ、でも」

俺が固まってると、朔が乳首をくわえてきた。
散々いじられてたそこは、朔の舌が触れたとたん、とろけるような快感を生む。
上も下もいじられて、俺には強すぎる刺激に、勝手に背中がしなった。

「ふぁ、あっ……んっあっあぁっ」

乳首をペロペロ舐めたり、口に含んで吸い付いたりしながら、俺の尻にある朔の指は、かき回すようにしっかり動いてる。
普段はストイックなくせに、こんなふうにいじってくるなんて、朔ってどんななんだよ。

「あぁっ、んっ、んあッあぁぁっ」

気持ちいい。
圧迫感があったはずの尻の中も、朔の指を受け入れてるのが自分でもわかる。
先走りでびちょびちょなのか、下からも濡れた音がしてきた。

「あっ、なんか、いいかも、あっんんぁ、んッふ……あっあぁっ」
「気持ちいいですか、真緒様？」
「ん、朔！ きもち、いいよ、あっ、んぁあッ……ちょ、あっだめ！ うわっあぁんっ」

朔がもぞっと動いたかと思ったら、俺のドロドロちんこをくわえてしまった。
温かい朔の口に包まれて、その気持ち良さに腰がびくびくする。

「あっ、あっ！ さくぅッあっぁっだめぇ！ あっんああぁぁっ！！」

じゅるっと吸われただけで、俺はあっけなくイッてしまった。

それでも朔は口を離さない。俺が出したものは、すべて朔が飲み込むからだ。
これが一番効果があるらしいんだけど、これはものすごくいたたまれない。

「んっ、朔……」

その後満足そうに微笑む朔を見るのは、もっと恥ずかしかったりする。
でも、その時に朔を纏うオーラみたいなのが見えて、朔の美貌も際立つから、どうしても見惚れてしまう。

肌が白く輝いてるみたいで、唇は赤い。その対比も色っぽいけど、朔の黒い目はうっすら光って色気がだだもれだ。うっかりすると、その目に吸い込まれそうな気がする。

「うつ伏せになってください」
「うつ伏せ？ うん」

朔に見とれていた俺が、言われた通りにうつ伏せになると、腰だけが持ち上げられた。
あれって思っているうちに、太ももの間に硬いもの……それが朔のちんこだってすぐにわかったんだけど、そのビッグマグナムが突っ込まれてきた。

これってもしや……、って考えているうちに、朔が俺の乳首をいじりだす。

「ぁっ、朔……」

太ももは俺の先走りだけじゃなく、手際がいい朔に何かの液体で濡らされて、すべりもいい。
朔が腰を使っているのか、太ももの間を出し入れされるたび、硬いのが俺のたまだとかをヌルヌルこすってくる。
ひっきりなしに乳首もいじられて、さっきとはまた違った快感が襲ってきた。

「んぁあっ、朔、あっ、あっ、あっ」
「真緒様、気持ちがいいです」
「う、うん……んっ、あ、あぁっ！」

朔も俺で気持ち良くなってるのが嬉しい。
荒くなっていく朔の息だとか、汗ばんだ体が密着していて、なんだか本当の本番エッチみたいだ。

「あっ、あっ！ んッぁああっ」

背中にキスをした朔の動きが、どんどん早くなっていった。
朔の体温も俺の体も、めちゃくちゃ熱くなる。

「真緒様……！」
「ひぁっ、あぁぁァっ！！」

後ろから抱きしめられながら、かすれた声で名前を呼ばれて、俺は震えるくらい気持ち良くなっていた。

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