「黒子っちって、カラオケとか行くんスか?」

「テツがカラオケって想像できねぇな」

「家族で行き付けのスナックではよく歌いますけど」

「なんか、ほっこりと和むっスね」

「青峰君もカラオケ行ったりするんですか?」

「俺はあんま好きじゃねーけどよ、さつきが誘うから仕方なく」

「オレ、女の子に「カブトムシ」歌ってもらうの大好きっス!あの歌詞、ヤバくないスか?」

「お前はカブトムシっつうより、黄金虫だろうが」

「ああ、成金臭が漂ってピッタリですね」

「ひどっ!」

「なぁなぁテツ、お前どんな歌を歌うんだ?」

「…最近はミスチルがマイブームです」

「ミスチルって女の子ウケするんスよね」

「ちょい歌ってみろや」

「アカペラですか?」

「オレも聞きたいっス!」

「仕方ないですね」





黒子君、独唱タイム





「…マジ上手い」

「ヤバいっスよ、黒子っち!オレ感動したっス!」

「恐れ入ります」

「いやーもう俺、テツなら抱かれてもいいわ」

「オレもオレも!」

「そのオチ、もう止めてくれませんか。気持ち悪過ぎます」

「じゃあよ、これからカラオケ行って歌詞に俺の名前入れて歌ってくれよ「きみ」を「大輝」で」

「青峰っちズルい!オレもオレもー!あ、カラオケ、緑間っちも呼ぶ?」

「二人とも目がマジ過ぎて怖いです」


このあとカラオケに行って歌が上手かった緑間君にも、抱いて欲しいと迫った黄瀬君と青峰君なのでした。

20121001

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