帝光中バスケ部キャプテン、赤司征十郎にはミステリアスな部分が非常に多い。
ある日の部活終了後。


赤司都市伝説その1

「私が聞いた噂なんだけどね…。赤司君に逆らった人はブログを炎上させられるらしいよ!」

「なんか地味ですね」

「…オレ実は、既にやられたっス」


赤司都市伝説その2

「実は赤司の奴…大の猫好きらしいぞ」

「赤ちんが猫相手に赤ちゃん言葉使ってたら和むよね〜」

「いやいや普通に気持ち悪いのだよ」

「そんでよ、家で飼ってる猫にオレ達の名前をつけてるとか」

「…それは不愉快ですね」


赤司都市伝説その3

「由緒ある家柄で実家には執事や多数のメイド、使用人がいるらしいのだよ」

「あー、坊っちゃんっぽいっスね」

「てか、じいやがいそうだよな」

「「「「「いそう!いや絶対いて欲しい!」」」」」

「あと婚約者とか〜?」

「都市伝説というか単なる事実ではないですか?」

「まぁ、あくまでも噂なのだよ」

「おめー、それが言いたいだけだろ」


赤司都市伝説その4

「名前の通りに赤ちんて、10人兄弟の末っ子らしいよ〜」

「子沢山だな、おい」

「赤司っちのご両親、頑張ったっスね」

「お前も頑張れ。童貞モデル」

「何を頑張るんスか!?」


赤司都市伝説その5

「ボクが聞いた噂なんですが、赤司君の勝負パンツは赤らしいです。公式試合では必ず着用するとか」

「なんか千原ジュ○アみてーだな」

「むしろジャイア○ト馬場っスね」

「白いユニフォームだと透けないのかしら?」

「赤パンツが透けても反則は取られないのだよ」

「赤ちんてパンツはくんだ〜」

「いやいや普通にはくだろ!」

「信じるか信じないかは皆さん次第です」

「テツ、それが言いたかっただけだろ」

「てへ」

「テツ君、かわいー!」


赤司都市伝説その6

「オレが聞いた噂なんスけど…。一度だ、抱いた女は二度とだだだ抱かないらしいっスよ!」

「きーちゃん噛み過ぎキモい」

「それは黄瀬君の噂じゃないんですかキモいです」

「はしたない話をするな下ネタモデル、キモいのだよ」

「童貞が無理して抱くとか言うなキモい」

「でもさ、赤ちんてすげーストイックな感じだよね〜んで黄瀬ちんキモい」

「みんなヒドッ!」


ガラリ、といきなり部室のドアが開くと当の本人、赤司様が立っていた。


「ふーん、涼太はそんな風に僕を見ていたのかい?キモいな」

「いや、これは単なる噂で、てか赤司っちまでヒドッ!」

「今から外周30逝ってもらおうか」

「ちょ、雷鳴ってるし豪雨だし、」

「早く逝かないと、高枝ハサミが飛ぶ」

「逝ってきまっスー!」

「全く皆してこんな時間まで…」

「信じるか信じないかは赤司君次第です」

「テツヤはどうしても、それが言いたいんだね」

「えへ」

「可愛いから許してあげようかな。ところで僕が聞いた涼太の噂なんだけど…」

「赤ちんも嫌いじゃないんだね」

「お前は情報網がハンパなさそうなのだよ」

「まぁ赤司、座れや」

「あ、さっき実家から爺やが来て和菓子を届けてくれたんだよ。皆食べるかい?」

「「「「「じいやキター!」」」」」

「?…ああ、だから爺やが、」

「赤司、爺やについて詳しく頼む!」

キセキ+桃井が無駄に盛り上がる中、黄瀬はずぶ濡れで外周を走っていたという。
黄瀬に纏わるエトセトラに続く!かも知れない。



赤司君の一人称は帝光時代「僕」、メンバーは名前呼びで統一してます。
彼は本当にボンボンだと思います。

20120101
20131207修正

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