「おや、今日はマイも一緒なんですね」
「マイがお前に会いたいって騒ぐもんだからな」
『メフィストさん、こんにちは!』

藤本の後ろに隠れていたマイがとことことソファーにいるわたしのところにやって来た。あぁ!久々にマイに会いましたが以前よりも可愛さがアップした気がします!

『メフィストさん、抱っこしてください』
「はい。お安いご用です」

片腕にマイを座らせるようにして抱き上げればマイはきゃっきゃっと楽しそうな声をあげる。

「マイって本当にメフィストのことが好きだよな」
『うん。メフィストさん、好き!』
「嫉妬ですか?藤本」
「ばぁか!違ぇよ!それにマイは俺のこと、好きなんじゃなくて大好きなんだよ」

にやにやしながらこちらを見てくる藤本にイラっとする。好きも大好きも、そんなに違いないと思うんですがね。どんな仕返しをしてやろうかと考える。仕返ししてらないとわたしの気が済まないですし。そうだ、あの手でいこう。

「マイ、わたしと結婚してくれますか?」
『いいよ!』

わたしメフィストさんとけっこんする!と言いながら擦り寄ってくるマイ。キュンキュンしますね☆ちらりと横目で藤本を見れば悔しそうな表情をしたまま固まっていて、まぁ私としては満足ですかね。


びに行ってみた!


「マイ、メフィストだけはやめろ!こいつは変態だ」
「失礼ですね藤本。わたしは変態ではなく紳士ですよ☆ね、マイ?」
『ねー!』


2013.2.10