Frigidity Girl | ナノ






「ごめん!遅刻した…」

「遅いぞ…まあ、良いけど」



毎回こんな感じで風介と会っているわけだけど、このことは風介には話してないし、当然いえません。


いや、風介が下手とか、そんなんじゃないんだよ!

……わたし自身の問題。










ずっと風介と一緒に居ればそういうことをする雰囲気になってしまうわけで、結局風介とはシたけど、相変わらず何も感じないまま終わってしまった。

イった事がないし、イくという感覚が分からない。


風介と交じり合った時、風介が何度か動いた時に、体の中にドロっとしたものが風介から吐き出されて、それが、体へ流れてくのが分かった。


これは、風介がイったって証拠なんだよね…?



どうして、イけないの?










「随分悩んでるみたいね」

「マキ…」


学校帰りにマキとマックに来た。すると、突然マキが言い出した。


そうだ、マキ可愛いし玲名と違って男性経験もありそうだし!



「実は…あのね、」「うんうん」





‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐





「えええ!!?名前あんた不感症なの?!」


「まぁ…はい……で、マキなら何かアドバイスを」

「んー…策が無いこともない訳じゃないけど……」

「ほ、ほんと!?」



「でも名前…こういうのはさ、やっぱり一番大事なのは名前の自身の心の問題なんじゃないの?」

「ん…心の問題……」







んー…まさかあのマキに考えさせられることを言われてしうとは思わなかった。


そういえばそうだよね、なんだかんだでわたしの心の問題なのかな?


なにかしてるときも、他のこと考えてたり……と、そんなことは無きにしも非ず。



マキに相談した翌日、マキからなにやらよく分からない薬をタダでくれた。


そして風介の部屋に行くことにした。




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マキュアがマキでいいのか
不安でならん(・ω・`)





 

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