先輩と私
※マネージャー設定
いつも通りの放課後。
私は同じクラスの火神君と黒子君を置いて、さっさとで体育館へ向かう。
「木吉セーンパァーーイ!!!」
「…名前!」
勢い良く体育館の扉を開け、もう練習の準備を済ませた先輩目掛けて走っていく。
先輩は両手を広げ、私を受け止める用意をした。
相変わらず日向先輩に冷たい目をされた……が、気にしない。と言うかもう慣れた。
「行きますよー!?」
「よし、思いっきり来い!」
そう言って、先輩は飛び込んで来た私の両手を握り、くるくると回り始めた。
「うひゃー!!!木吉先輩今日もスゴいです!!練習頑張って下さいね!!」
「名前も、マネージャー1人で大変だろうけど…今日もよろしく頼む!」
「はい!!」
そんな言葉を交わしてから木吉先輩は私を着地させる。
…これが私と木吉先輩の日課である。
先輩と私「お前らホント何なんだよ」
「何って……」
「普通の部活の先輩後輩ですけど…?……どういうことですか?日向先輩」
「先輩と後輩の微笑ましい触れ合いだろ?」
「……普通の先輩後輩は部活前に回らねえよ」
「「えっ」」
「『えっ』…じゃねえよ!!」
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