前回のコラムで終わりが見えたかのように思われたリズムパッドの静音化。
しかしそう上手くはいきませんでした。
確かに静かにはなりましたが、プレイしていると内部のスポンジシートがずれてきて、
突然ボタンが利かなくなるという事態が頻繁に発生。
勿論こんな状態ではまともに遊べません。
かといってシートを外してしまうと、今度は音が大きくなってしまう…。
ここから更なる試行錯誤が始まりました。

…あ、今回もいろいろいじくっていますが、真似する際は(だから今更いるのかって話ですが)自己責任でお願いします。

まず考えたのは、ボタン内部が空洞だから音が響くのではないか、ということでした。
ならば埋めるまでだ、と思い、(たまたま家にあった)100均の紙粘土でボタン内部の空洞を埋めてみました。
しかし結果としては効果無し。

次に考えたのは、ボタンを押し込んでもボタンの縁がはめこみ部分の出っ張りに当たらないように、
ヤスリでボタンの縁を少し削る、という方法。
しかしこれも、労力の割に(結構力がいります)さほど音の出方が変わらないので、赤ボタンだけ削って中止。

そして改めて考えました。
ボタンの縁が柔らかい素材なら、はめこみ部分に当たっても大きな音は鳴らないのではないか。
そのためにはボタン側にスポンジを貼り付けるしかない。
…さあ、実行です。

まずはボタン裏側にスポンジをしっかり貼れるように、土台を作ります。
用意するのはヤスリ(画像の左、100番のもの。
ちなみに右の400番は前述のボタンの縁を削った際の仕上げに使いました)。
これを使いやすいように切り取り、適当な角材に貼り付けます
(画像、ちなみに筆者はシャープペンの芯のケースに貼り付けました)。
そしてボタン内部の3つの突起を、ボタンの縁と同じ高さになるまで削ります。
削ったら、ボタン内部を紙粘土で埋めます(画像)。
そして乾かすために一晩置いておきます。

乾いたら、ボタンにスポンジシート(前回のコラム参照)を貼ります。
シートにボタンを置き、その周りを鉛筆でなぞり、その線に沿って切り取ります。
そしてボタン中央の突起に通せるように真ん中に穴を開けます(切り取ったシートを4つ折りにして先端を切り取ると簡単です)。
ボタンにシートを通し、木工用ボンドで貼り付けます(画像)。
ボンドが乾いたら、ボタンを表側から見て、シートがはみ出ている部分をカットします。
実はここが結構シビアで、少しでもはみ出るとボタンがはまってしまいます(実体験)。
かといって切りすぎて縁が見えてしまうと、貼った意味がなくなってしまうので慎重に。
はめこみ部分側にもシートを1枚入れ、かさ上げのためにカットしたジェルマットを突起の中央に乗せます(画像)。
ジェルマットがずれないようにボタンを本体に差し込めば完成です(画像)。

ボタンを押し込んだ際もスポンジとスポンジが触れる形なので音はかなり静かで、
ボタン側にスポンジを貼り付けているのでプレイ中にずれることもありません。
今度こそ静音化完了、と言えそうです。

もどる
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -