パカパカ専用コントローラーであるリズムパッド。
手に入れるに至った経緯は前にコラムで書いたのでそちらを読んで頂くとして、
今回はそのリズムパッドの静音化についていろいろと書き連ねてみようと思います。

事の発端は10月上旬。
それはある日の昼下がり、いつものように自宅(集合住宅です)でパカパカをプレイしていた時のこと、
筆者のパカパカプレイ音が、共用部分である廊下に漏れ聞こえていたことが発覚したのです。
大変申し訳ないことに、筆者はイヤホンをしてプレイしていたので、
それを指摘されるまで音が漏れていることに気付いていませんでした。
ただ集合住宅、他の入居者さんに迷惑をかけるなんてもっての他。
その日から家でパカパカをプレイするのをためらうようになりました。

しかし、パカパカをプレイしたい気持ちは消えません。
久しぶりにPSのコントローラーを引っ張り出してみても、やっぱり本来の遊び方がいいなぁ…と思ってしまう自分がいました。
アーケードをプレイしに行っても
(実は前回のコラムのネタだったパカパカ行脚、あれを行ったのは指摘があった数日後でした。
家でパカパカをプレイできないもどかしさをアーケードで解消したい、という気持ちが行脚決行の大きなきっかけの1つでした)、
プレイすればする程込み上げるのは「家庭用限定曲がやりたい…」という気持ち。
このサイトをご覧頂いている皆様ならお分かりだと思いますが、筆者がパカパカで一番好きな曲はフローとメタボ。
言うまでもなくどちらも家庭用限定曲です。
大好きな曲がプレイできない…もどかしさは募るばかりでした。

それから10日くらい経って、ふと思い立ったのです。
…リズムパッドがうるさいから良くないのであって、パカパカをプレイすること自体は悪いことではない。
ならばリズムパッドを静かにすればいいのではないか?
思い立ったら早速実行です。

ちなみに、以下の方法は全て自己流です。
参考にする、真似してみる(…そんな人今更いるのだろうか)のは構いませんが、
行う際は自己責任でお願いします。

まずはボタンを取り外すために、リズムパッドを分解します。
リズムパッドを裏返すとネジが見えます。
これを全て外して底部分を持ち上げると画像のような状態になります。
(筆者所有のリズムパッドは中古のためか、経年劣化で赤と青のボタンの爪が折れて内部に散らばっていましたが、そこは気にしないで下さいね)
基板を留めているネジも全て外し、基板を持ち上げると画像の状態になり、ボタンの裏側が見えるようになります。
3ヶ所見えるボタンの爪部分をマイナスドライバーなどの先の細い物で押し込むと、ボタンが外れます。
ボタンを外した後は、ここまでやったのと逆の手順でリズムパッドを組み立てます。

まず実験として行ったのは、家具等の下に敷いて衝撃を吸収する、耐震ジェルマットをボタン内部に仕込む、というもの。
しかし結論から言うとこれは失敗。
そもそもジェルマットは粘着力があり、これをボタン内部の構造に干渉しないように綺麗に丸く切るのは至難の業。
切れたとしても、その粘着力のせいでボタンの戻りが悪くなってしまい、押す際もかなり強く押し込まないと反応しませんでした。
勿論こんな状態じゃゲームになりません。

次に実験材料として選んだのは、工作等で使われる薄いスポンジシート(画像)。
厚さ1.5mmのシートが5枚入って100円でした
(ちなみに今回の実験で使った材料は全て100均で購入しました)。
コンパスでボタン内部にぴったりはまるサイズの円をシートに書き(鉛筆で十分跡がつきます)、カットします。
大きさはだいたいの目安ですが、赤と青が半径2.3cm程、黄色と緑が半径1.4cm程。
これを各色4枚ずつ用意します。
カットしたままだとボタン中央の突起部分に干渉してしまうため、
突起部分に通せるようにシートの真ん中に穴を開けます。
この時穴は各色1枚を除き少しだけ大きめの方が良いような気がします。
残り1枚は本体側、内部の少し窪んでいるところにぴったりはまるように穴を開け、そこにはめます。
他の3枚のうち1枚をボタン中央の突起に通し、
その周りに3つある小さな突起になじむように指でグリグリと押しておきます(これをするとしないとでは操作性に差が出ます)。
その上からもう1枚シートを通し、最後の1枚は本体側のはめ込んだシートの上に置きます。
このままだと高さだけが増してボタンの感度が悪くなるので、ボタン中央の突起もかさ上げをします。
最初の実験で使って余っていたジェルマットを使いました。
厚さ3mmのものを小さくカットして(突起の縁に触れないくらい)、突起の中央に乗せます(画像)。
後はずれないように気を付けながら本体にボタンを差し込めば完成です。
画像では衝撃を吸収してくれるかも?と思い本体の底にもスポンジシート(同じ素材で厚さ4mmのもの)をジェルマットで貼り付けていますが、
これがどれくらいの効果を生むかはよくわかりません。

肝心の操作音ですが、イヤホン無しでも普通にプレイできる程になりました。
ボタンの感度も問題なく、操作性も良好。
今後も楽しくお家パカパカができそうです。

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