狂愛
とろり、と粘性のある重たい赤が手のひらをベットリと染め上げる。
「あんたが、悪いんスよ……?」
青峰っちは俺だけのもんなのに手え出すから……。
ズタズタに引き裂かれてもはや顔の判別もわからなくなった元は人だったモノに尚も手に持つ刃を振りかざす。
「っ、黄瀬っやめろ……も、やめろ……っ!!」
ガシャリ、と金属音をたてながら暴れる色黒の男に焦点を合わせる。
「も、やめろ……それ以上はもう……」
「わかった、青峰っちが言うならやめるっス」
「……黄瀬、」
「でも、青峰っち俺、青峰っちのこと許した訳じゃないっスよ?」
「黄瀬……?おい、やめっ……何するつもりだ、おいっ!」
「大好きっスよ青峰っち…大好きっス……ねえ青峰っち、聞いてるっスか?ねえ……俺も愛してるって、言ってよ……ねえ、青峰っち…………」
彼を刺し貫いたのは、果たしてその言葉だったのか、それとも振り上げられた鈍色の刃だったのか……。
………………
sssにも程がある短編www
最近ヤンデレブームが到来しましてwww
青峰×ヤンデレ黄瀬です。
病んだ黄瀬に殺されたのは黒子。青峰の影でパートナーである彼に「青峰っちは俺だけのなのに!」と嫉妬して青峰共々拉致監禁。後にホームセンターかどっかで購入したサバイバルナイフで黒子を殺害した後青峰も殺害。そして精神がぶっ壊れて……と言う妄想から書きました。
我ながら暗すぎたと思ってます、はい。
最後に。ここまで読んでくださりありがとうございました!
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