求められる熱


「あッあおみ‥っち、ごめ、なさ‥!」
「あー?」

ギチッヌプ、ズブブブ‥

「ひあああああッやだ!やだあ!あ、あっ、おみッひゃ、あっあ あ‥」

あー?なんて気だるそうに言いながら、そんなの空返事でオレの謝 罪も無視して、でかすぎるチンコを押し込んできた。

泣きながらそんな鬼畜外道極まりない青峰っちを見上げると、欲情しきっている目と視線が絡み合う。

そんなことだけでひくりと体を痙攣させてしまったオレを見て、色黒で精悍な整いすぎている顔で嫌みっぽく笑った。

「あ、あああッやめ、止めっ‥やらあああああッ」
「ははッ、黄瀬お前そのセリフ超AV女優みてえ……そんなにケツ穴気持ちいのか、よッ!」

間違いなくオレを犯すこの男のせいなのに、馬鹿にしたようにからかうこいつ が本当に憎い。
そもそもどうしてこうなったんだっけ……と思い返すも原因が見つからない。
ただ、この男が、怒りながらオレに近づいてきて押し倒されて現状に至る、としか……。

「ひゃっ、あ…ああン……ッふ」

ぐちゃぐちゃと内臓を引きずり出すように胎を深く抉られて、痛みとそれをはるかに上回る快感で頭がくらくらとしておかしくなる。
もう、なにがなんだかわからなくてただ目の前の青峰っちの背に抱きつくしかできない。
生理的な涙と飲み込みきれない涎が喘ぎっぱなしの口からだらだらとだらしなくこぼれた。

「ひっ……いん、っ」
「黄瀬ぇ…おまえすっげ酷い顔……」
「ふぁ……あ、あああぁ…あふっ、ふああんん、あおみ……っちも、や、奥やらあぁ」

ぐずぐずに溶けてしまった思考はもう働かない。
ただ、喘ぐだけ。

「ふああああッ!あ、も…イクっ……うあああああぁ、ン!!」
「…………っく、き、せ!」

どろどろとイきすぎて粘性を失ったほぼ透明な液体が自身から溢れる。
それと同時に胎に入っていた楔から熱いものが注ぎ込まれる。
中出しに抗議するほどの体力もなく、ビクビクと体を震わせイッたあとの倦怠感にくるまれて、オレはそのまま意識を手放した。
意識を手放す前最後の記憶は、辛そうな後悔したような顔をした青峰っちの顔と「愛してる」と呟いた掠れた声だった。




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