噂の沖田さん。暗。

---

巷で噂の沖田さん。
皆さんこんな感じ→(´；ω；｀)になってるようですが、私も例に漏れず、です。
でも総司の生き様としては、アニメ版が一番好きです。

近藤さんの為に新撰組の剣となり、最期は新撰組（＝土方）を守る為に剣として散る。
右手と刀を布で固定したのは、最期まで刀を握っていたかったからでしょう？
最期まで敵を殺す剣であり続けたかったからでしょう？

ゲーム本編沖田ルートのラストが何故気に入らないかといえば、彼は最後まで近藤さんの、新撰組の剣であろうとしなかったからです。
何も無かった者は手に入れたものへ酷く執着すると言うのならば、何故最期までそれを守らなかったのか。

アニメ一君にも、私は殉職して欲しい。
土方ルートだから難しいだろうけども。。。
オキサイストの私としては、彼らは遠く離れた最期の地で互いを想い合い、変若水を飲まずに肉塊として朽ちる一君の元に、塵となった総司が寄り添う、そんなラストが見たいわけです。
ということで、そんな妄想。……を自分でしといて鬱になる…(´；ω；｀)めそり
↓↓↓




一君はそんなもの飲んじゃダメだよ！

―――総司、

変若水の力って人の寿命なんでしょ？
なら僕は灰になって消えたい。
残り少ない命だけど、だからこそ最後まで近藤さんの為に使って死にたい。

―――あんたは己の誠を貫き通せたか？

一君は会津へ向かうんでしょ？
僕は此処に残るよ。
僕は新撰組の剣だから。

―――俺は最期まで忠義を尽くした。

僕の命は近藤さんの為に、新撰組の為に使うよ。
でも、覚えていて。
僕の魂は君のものだ。
命が消えて、肉体が消えても、魂は消えない。
君の元へと飛んで、君の魂に寄り添う。
だから君も、君の命を、君が守るべきものに使って。

―――この命を、会津の為に使った。

またね、一君。




暗い。何も見えない。
冷たくて寒いのだ。
総司。
あんたは何処に居る？
俺はもう動けそうにない。
あんたが灰になるというのなら、風に乗って此処まで飛んで来てくれ。
総司。

一君。
一君。

総司…？

お疲れ様、一君。
ああ、血まみれになっちゃって、色男が台なし。

あんたこそ、ボロボロではないか。

お風呂に入れば問題ないよ。
まあ、こっちにお風呂なんてあるのかは分からないけど。

そうだな。

ほら、行こう。

ああ。
総司。

何？一君。

いや、何でもない。

そう？


光はない
暗くて冷たくて
それでも　あんたが　君が　傍に居てくれるだけでいい

---

prev　*　next

back　top