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もしもゴリラ(近藤)に妹がいたらきっと俺妹状態

「なまえー!」
「あ、お兄ちゃん。おはよー。今日の予定は?ああ、またお妙さんとこか。あんまりハッスルしないでね。最近包帯と赤チンの消費率ハンパないから、なまえ心配してるんだよ?」
「なまえ……!ところでそれはお兄ちゃんへの配慮なのかな?それとも包帯の消費率への配慮なのかな?」
「あ、そういえば何故か最近ティッシュの減り具合もひどいんだよね。お兄ちゃんの部屋は特に著しいの。あと何故かゴミ箱にくしゅくしゅのテッシュのゴミが溢れてたよ?まあ、どの部屋のゴミ箱にも体外見かけるんだけど、お兄ちゃんの部屋のゴミ箱にはくしゅくしゅのティッシュ率が著しくて。しかも変な匂いがするのよ。だから私心配で心配で。総悟さんから聞いたんだけど、お兄ちゃん夜な夜なコソコソしてはティッシュを丸めてるそうじゃない。」
「総悟ー!何教えっちゃってくれちゃってんのあの子!純粋ななまえちゃんに何を吹き込んくれてんの!?その、なまえ、それは大人の事情でな、疚しいことなんかお兄ちゃんやってないから!お妙さんおかずになんかしてないから!」
「近藤さん、もうそれ半分以上白状したのとおんなじじゃねえの?」
「おおトシ、トシからも何か言ってやってくれ!」
「なまえ、許してやれ。近藤さんもいろいろ溜まってるんだよ。」
「ちょっとォォ!それフォローになってないから!」
「わかってるよお兄ちゃん、気にしないで。夜な夜なこそこそテッシュを丸めてる理由ぐらい。溜まりに溜まった書類を尋常じゃないねっとりとした汗をかきながら処理してることぐらい、わかってるから。」
「なまえ……!」
「お兄ちゃん……!」
「嫌違うから。何夜な夜な汗かきながら書類処理してるって。近藤さんが処理してんのは己の性欲だから。つーか汗吸ったティッシュから変な匂いなんてしないから。」
「あら何言ってるの土方さん、お兄ちゃんはもともと体臭が野生のゴリラのような匂いなんだから、汗の臭いから異臭がする位不思議じゃないわよ。」
「おーいなまえちゃーん、その発言について詳しくお兄ちゃんに解説していただけるかな?」
「近藤さん、兎に角なまえは心配してるんでさァ。じゃなきゃわざわざ俺に聞いてこねえよ。」
「総悟!」
「つーか相談する相手明らかに間違ってんだろ。」
「そうだよお兄ちゃんこのままじゃ体が持たないよ。」
「なんだ、そういうことだったのか。でも心配するななまえ。確かに、夜な夜な処理するのは身体的には良くないだろうが、精神的には寧ろいいぐらいなんだ。だからこれからもティッシュの消費は絶えないだろう。だが許してくれ。今後はゴミ箱からはみ出さないように努力しよう。」
「お兄ちゃん……、わかった。でも、本当に無理しないでね。」
「なまえー!」
「お兄ちゃん!」


俺の妹がこんなに可愛いわけならある


「全く涙ぐましい兄妹愛でさァ。」
「涙浮かべる程笑えるってことか。」


2015.07.03.加筆.

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