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もしも土方にストーカー被害を相談したら

「ねえねえ、私今ストーカーに追われてるんだけど助けてくんない?」
「知らねえよ、警察に頼みやがれ。」
「だからこうして警察に頼んでいるんですけど、土方さん。」
「うるせえな、俺は武装警察だ。他当たれ。」


いや警察じゃないの、そう言っても隣にいるマヨラーはただタバコを蒸して茶を飲むだけ。そもそも昼下がりに団子屋さんでお茶なんて随分優雅ですねええ、税金泥棒ですかコノヤローといえば強烈なデコピンとともに休憩中だと言われた。てかそんなことどうでもいいから助けて欲しい。


「本当に冗談じゃないんですよ、今も現在進行形でどこかで見られてるんじゃないかと思うと怖くて怖くて、」
「俺は人が頼んだはずの団子を何食わぬ顔で食うお前が怖ェよ。口の周りに御手洗のタレついてんぞ。」
「まじか。」


懐紙を取り出しそれを拭うとお茶を飲み干す。土方さんは青筋を立てていたけどそんなことに臆する私ではない。むしろ怖いのは得体の知れないストーカーの方だ。


「つーか怖い怖い言いながら出歩くのどうかと思うけどな。早く家帰れよ。」
「だって、家の方が怖いじゃん。侵入されたらどうすんの?」
「戸締りすりゃいいじゃねえか。」
「しても壊されたら終わりだよ。それよりも聞いてよ、昨夜なんかドアドン何回もされて、恐る恐る覗き穴覗いたら真っ暗だったんだよ!?あっちがこっちを覗いてたんだよ!」
「……それマジだな。お前、警察に言えよ。」
「だからテメエだろうがマヨらああああああああああ。」


【検証結果=警察に相談しましょう。】

2016.07.03.

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