- ナノ -
SR狩りーーー。
ラヴヘブンの人気上位を占め、ダンジョンでも多く利用されている、スーパーレアの看板を背負った偉人達が次々と襲撃される事件が起こる。
この事件は、年の瀬の偉人たちを戦慄させるには十分であり、偉人たちは大混乱。そんな中、事態を収束させるため二人の男が立ち上がる。そう、元探偵現作家の江戸川乱歩と、医者兼作家という立ち位置からワトスン役を押し付けられた、ホームズ生みの親コナン・ドイルである。早速二人は調査に乗り出し、寝込んでしまった被害者たちを訪ねたりするが、そんな中、何故かハイレアのピカソとノーマルの北斎が襲われかけ、さらにSRの一人、三成が行方を眩ませてしまう。三成を心配する左近も加わり、探偵たちの捜査は一歩一歩犯人を追い詰めていく。果たして、三人は事件を解決できるのか!?


〜〜〜

ザザーン…(波の音)
乱歩「…このトリックを実行できるのは、君しかいないんだよ」
コナン「一連の事件の犯人は、アナタだね、馬琴さん!」
馬琴「……………ふふ、よくわかりましたね。流石です。」
乱歩「なんでこんなことを!一緒に頑張ってきた仲間をなぜ傷つけた?」
馬琴「……頑張ってきた、ですか。確かにそうですが、やはり格差というものはあります。」
コナン「アナタ、まさか!」
馬琴「ええ…SRを張ってる方々が憎らしかったんです!私はノーマルの中では北斎さんとのコンビで注目されている方だとは思っていました!しかし、いくら頑張っても、レアリティはノーマルのまま、季節限定リメイクすら来ない!」
乱歩「では、北斎さんとピカソ君を襲ったのは…」
馬琴「そうです。ピカソさんは出世してレアガチャにハイレアで常駐、北斎さんはハロウィンにレアガチャでリメイク。裏切られた気分になって、普段北斎さんに振り回されるストレスも相俟ってヤケになりました。…三成さんを閉じ込めたのは、捜査を混乱させるため。これが事件の動機です」
乱歩「そんな!俺たちだってリメイクは来てないんだ!」
コナン「そうだ!ワタシたちノーマルガチャ組も戦国カルテットも、影が薄いなりに頑張っているんだ!勝手すぎるぞ!」
馬琴「わかっていますよ。もともと公式への当てつけのつもりでやったことです。罰を受ける覚悟はできています」
乱歩「違うだろう!」
馬琴「えっ」
コナン「ワタシたちはアナタに罰を与えたいんじゃない。…みんなに謝って、またノーマル連盟みんなで頑張っていこう。仲間じゃないか、ワタシたち。みんなで協力すれば、きっとリメイク来るさ。北斎さんも心配してる、帰ろう。」
馬琴「う、うわあああああん!」

♪〜♪〜♪〜(この辺で流れ出すそれっぽいエンディング)



なんだこの茶番。