■ 腕試しステージで穴に落ちる石切丸と見守る青江

石切丸が穴に落ちた。足の遅さから最後尾を歩いていたため、一つ前を進んでいた青江だけが気がついた。

「……っふふふふ」

「笑ってないで助けてくれないかな……」

「いやあ。見事にずっぽり……お尻が、穴に。ハメられてるねえ?」

「そういう意図を勘違いさせるような言い方はやめた方がいいよ。それより早く助けて欲しいな……できれば他の誰にも言わず」

「恥ずかしいのかい?」

「まあね……君だって思い切り穴に落ちて尻がはまって身動きが取れなくなったら恥ずかしいだろう?」

「確かにそうだ。でもごめんね、僕の力だと君の体重を引き上げることはできなさそうだ。羞恥プレイと洒落込もうか。おーい!君たちー!」

「青江ーっ!!」

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