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あの後、私達第7班は場所を変えて班としての顔合わせをしていた。
「そうだな…まずは自己紹介をしてもらおう。 好きなもの嫌いなもの…将来の夢とか趣味とか…ま!そんなのだ」
先生の言葉によって自己紹介をすることになった。けど…
「あのさ!あのさ!それより先に先生自分のこと紹介してくれよ!」
「そうね…見た目ちょっと怪しいし」
…確かに初めてあった人はそう思うと思う。
実際私も最初は変な人って思っちゃったし…。
「あ…俺か?俺ははたけカカシって名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない! 将来の夢…って言われてもなぁ…ま!趣味は色々だ!」
「カカシ先生、それ自己紹介になってないよ…」
「結局分かったの名前だけじゃない…」
しかしその言葉を完全無視して話を進めていくカカシ先生。
ナルトの自己紹介から始まった。
「俺さ!俺さ!名前はうずまきナルト!好きなものはカップラーメン、もっと好きなのはイルカ先生におごってもらった一楽のラーメン! 嫌いなものはお湯を入れてからの3分間。将来の夢はァ火影を超す!ンでもって里の奴ら全員に俺の存在を認めさせてやるんだ! 趣味は…イタズラかな」
ナルトの自己紹介はラーメンの話が多かったけど…でも夢はすごくかっこいいと思う! すごいなぁ……。
「(なかなか面白い成長をしたな、こいつ…)次!」
「名はうちはサスケ。嫌いなものならたくさんあるが好きなものは別にない。 それから…夢なんて言葉で終わらす気はないが野望はある! 一族の復興とある男を必ず…殺すことだ!」
サスケくんの自己紹介でみんなが静まった。
「(かっこいい…!)」 「(俺の事じゃないだろうな…)」 「(………やはりな…)」 「(一族の復興、か……)」
そう聞くと私も考えてしまう。
一族の復興…。 何度も願ったけどそれは叶わない。
「ユカリ…ユカリ!」
「え?」
「次はユカリの番だよ?」
カカシ先生に言われて私が最後の番なのだと気づく。 一回考えると止まんないんだよね…。
「名前は西条ユカリ!好きなものは甘いもの!嫌いなものは虫とすぐに決めつける人…。 で、将来の夢は強いくの一になる!絶対頑張るんだ」
そう、絶対に強くなる。
この意志は変わらないし、ずっと決めてた事。
絶対に。
「(なんかユカリちゃんってすごい…!)」 「(ユカリが強いくの一なら俺とライバルだな!)」 「(…………)」 「(昔と変わらないな、ユカリ…) よし!自己紹介はそこまでだ。明日から任務をやるぞ」
カカシ先生がそう言うとみんなの目が変わった。 どんな任務なんだろう、と期待を膨らませているとその期待は一気になくなってしまった。
「…脱落率66%以上の超難関試験、サバイバル演習だ」
その場の空気が一気に凍った。
カカシ先生が相手でかなり難しいらしい。
難しくてもとにかく頑張ろう、そう決意して明日を迎えたのだった。
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