歯車は意図しないところで回り始めるものだ。

極端なことを言えば、私が生まれる前から私の一生を決めてしまうことが起こっていないとも限らない。

吹き付ける風が、この身体から体温を奪ってどれだけの時間が経ってしまったのか。

もはや知るすべはない。

このまま、消えてしまえるだろうか。

月明かりと、雪明りは似ている。

最後に、ふとそんなことを思った。



第一夜 黒主学園夜間部





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