鰓の無い魚泡を吐きながら水底へ沈んでゆく剥がれ落ちる鱗の涙名残惜しくも泡沫のことば水面に浮かんでは弾けて消えゆく『たすけて』と脳裏に焼け付いた汚れた手、『お前は要らない』何も無い無法地帯権利を奪われて放り込まれた私は魚泳げない魚/鰓の無い魚/泡を吐きながら/水底へ沈んでゆく/剥がれ落ちる/鱗の涙/名残惜しくも/泡沫のことば/水面に浮かんでは/弾けて消えゆく/『たすけて』と/脳裏に焼け付いた/汚れた手、/『お前は要らない』/何も無い無法地帯/権利を奪われて/放り込まれた/私は魚