必死でお祈りをした
瞳が潤う空の果て
両手を合わせて
微かな点に縋りつく
焼け果てた大地に
枯れてしまった水
千切れた足を無くしても
いくら顔が爛れても
救いが欲しい
たすけてください、たすけてください
わたしのすべてを捧げて
おほしさまにお願いします
どうか、どうか
淀んだ空は
何も答えない
ただ雨のように
無数の槍を降らすだけ
炎は舞い上がり
増加する亡骸を積み重ねる
夜が明け朝が沈んでも
両手は合わせたまま
血の涙を流して
吐けるだけ声を吐いて
残酷な殺し合いを
とめてくださいと
額を銃弾が貫き
倒れ込んでも
呟く希望を求める星
どれだけ足掻こうがもう
『全ての怒りが無くなりますように』
『全ての嘆きが無くなりますように』
星は既に、壊れてしまったのだから