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空は落とした
気高き命を
塵の数ほど撒き散らした
散らかされた地上は
犯され続けて数を増やした
愚の骨頂である空へ
手を伸ばして還ろうとした
最早叶わぬ理だとも畏れず
己を捨てた青が疎ましい
命は歩き出した
地上へ還ると言い放った
自らで学ぼうと誓った
芽生えた情を礎に
当の空は、
『それ』が足掻く事に嗤い
母のように慈しみ
一滴涙を落とした
愚かになる度
雨は降った
産み落としたものの行く末を
沈黙の中、楽しみにしていた


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