title | ナノ

揺れた
放たれる光
あの瞬間君が
恋しくて
絡めた指
何故解いたのだろう

疼くのは傷み
零れ堕ちた痛み

触れた
その瞬間僕は
君の心を
視てしまう
何故語るのだろう
合わせる事も
恐く
愛おしくて
綴じたまま
引き寄せた

君の瞳に
僕が映れたら
閉じ込め凍り付く
あの言葉を
謂わせて
笑わなくて
いいから

滴る雫に
鳴き出しそうな
僕が映る
その鏡を
壊してしまいたくて
傷付くと知って

触れた。


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