360度○



「「「「フハハハハハッ!」」」」(※雪男)

「?!」

「「「「やあ若、360度僕に囲まれるのはどんな気分かな?」」」」

「雪が、前後左右に…!?」

「「「「僕の力を持ってすればこれくらい屁でもないよ!」」」」

「うっ四方から声が聞こえて何か気持ち悪い…」

「「「「気持ち悪いとは失礼な、僕に囲まれるなんて贅沢じゃない?」」」」

「は?」

「「「「…何、その心底訳わかりませんみたいな顔。これでも僕そこそこ人気あるんだけど……」」」」

「嘘だろ」

「「「「雪男くん嘘付かな〜い」」」」

「本当なのか?」

「「「「まあね、見直した?」」」」

「いや、それは本気で言ってるのか?」

「「「ぇ?うん、そうだけど」」」

「…………」

「「「………」」」

「まあ、あれだ」

「「「え?」」」

「私は雪、かっこいいと思う、よ?」

「「「へ?なに」」」

「ちょっとぐらい馬鹿にされたからって…雪は雪だし、気にすることない」

「「若?」」

「女子達から総シカトされても、私はっ…好きでいつづけてやるからな」

「「……若…」」

「……雪…」

「…何の話し?」

「あれ?回るのやめるのか?」

「いやうん、え、総シカト?いじめられてるの?僕…っていうか、好きでいてくれるって…」

「足でも痛めたのか?」

「どっちかっていうと心が、ってねぇ、何か勘違いしてない?僕いじめられてないよ。どっちかっていうと人気あるほう」

「って言うくらい追い詰められてるんだろ?そもそも雪はいきなり人の回りを高速回転するようなやつじゃないしな」

「いやこれは何ていうか、気分で…」

「だからそういう気分なんだろ?高速回転の遠心力で、何もかも弾き飛ばしたいんだろ?」

「ちが」

「ほら、寮に帰るぞ。しょ、しょうがないから…今日は特別に元気が出るケーキ、作ってやる」

「うん、嬉しいけど、違うから…ねえ!」

「あ、そこのスーパーよるから」

「僕どっちかっていうと今若にいじめられてるんだけど!」




「………………何か、…言ったか?」

「あ、チョコ安くなってるよあそこ」




「(人気があるって女子からか…?クソッ、下剋上だ…!!)」






オワレ





モドル




メモで言ってた360度雪男からなんか発展したごめんなさい。




モドル







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