だっておもしろいじゃない



「雪」

「あ、若」

「…何か、久しぶりだな」

「え?朝一緒にご飯食べたよね、忘れちゃったの?」

「いや、朝会ったけど久しぶりに会ったのに慌ただしかったし、だから、」

「だから?」

「だから……」

「だから?どうしたの?」

「………から」

「なぁに?」

「………〜っ」

「…??」

「だからお前のそのニヤけたキモい顔見るのが久ぶりだっつってんだバカ雪!」

「ぇえー、ニヤけてた?」

「ニヤけてた!」

「そっか」

「そうだっ」

「ん〜…」

「…何だよ」

「あのね、」

「…?」

「僕、若がカワイイからニヤけちゃうの」

「…………え?」

「うそ」

「は?」

「…クッ、アハハハハ!!何その顔どういう表情なのそれ!」

「は、え?」

「顔っ…真っ赤だよ、フフッ」

「あ、違う、別に!」

「っはあー…何が違うのさ」

「赤くない」

「赤い」

「赤くない」

「赤いよ」

「…暑いんだ」

「むしろ寒いよね」

「………」

「………」

「うるさいメガネバカ!!」

「っあー……行っちゃった。…っていうかメガネバカって何さ。兄さんのがうつっちゃったのかな…?あんまり近付けないようにしなきゃ。



さて、と、今日は何持って行こうかな」









なかなかの常習犯。からかった後はお茶菓子持っておやつのお誘い。




モドル







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