「アー兄、な、んなんですか…!」


「まあまあまあまあ」


「ちょ、このっ…!!!」


「まあまあまあ」




アマイモンは日吉の肩を
がっちりと掴み
「まあまあまあまあ」と言いながら
というか「まあまあまあ」
としか言葉を発しないで
距離を少しずつ狭めてくる。

日吉もアマイモンの肩を掴んで
必死におさえているので
少しずつなのだが。



「いい加減に、し、ろっ!」

「まあまあまあまあ」



突飛な行動はいつものことだが
今回のことは自分にも害が
及ぶことに間違いないと
懸命に抵抗をしているのである。

しかし、力比べでは分が悪く
徐々に近づく顔と顔に
日吉の心は諦めを感じ始める。



「アー兄、もっ」

「まあまあまあ」



お互いの口の距離はあと10センチと、
鼻がくっつく程の
距離になってしまった。

何を言っても聞いてくれないんだろうと
日吉は覚悟を決めた。

そして、あと1センチ




「アー兄……ん、ん…っっ」




そのまま唇を重ねる。

向きを変えて、合わせる。

数回繰り返して満足したのか
そっと離れる。
そしてまた「まあまあまあ」と言って
アマイモンは去っていった。





「っ…何なんだよ!」







某お笑い番組で
やっていたものです。
アー兄ならなってくれるって
信じてます^^







モドル








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