途中
 
今日はオレの誕生日・・・じゃないのかもしれない。
 
 
 
去年は学校についたら
まずクラスのみんながクラッカーでお出迎え。
そしてテニス部からの特大ケーキ
(R陣からはその他もろもろ・・・)
 
今は・・・もう昼休みなのに何もない。
「(おもしろくねー、・・・屋上いって寝るか)」
オレは不貞腐れながら屋上へ向かう。
 
 
 
『こちらリョーマ!やばいよ!赤也が屋上に向かっちゃった!』
「こちらブン太!わかった!なんとかするぜぃ!」
 
「仁王!予定より早く赤也がこっち向かってるらしい!」
「・・・わかったぜよ」
 
 
 
仁王は屋上へくる階段の途中である赤也に
姿が見えないようにこう言った。
「赤也!!屋上で寝るくらいなら英語の勉強でもせんか!」
「えっ!!ふ、副部長!?(なんで屋上にいんだよ・・・)」
「・・・ぷりっ」
 
 
 
「ちぇっ」と言いながら元来た道を戻っていく。
「(今日はほんとダメな日だわ・・・)」
 
 
「くくっ、。こんな成功するとは思わんかったのう」
「よし!今のうちに進めるぜぃ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
ガタッ
「あぁぁぁ!!!!くそっ
 (授業まであと20分。。ここで寝るか)」
オレは教室に戻って窓のほうを見て寝る。
 
 
『こちらリョーマ!赤也は今教室でねたよ!』
「OK!んじゃ昼休み中はもうこねーな!」
『多分ね!んじゃ放課後までみとく!』
「おぅ!頼んだぜい!」
 
 
 
 
 
「〜〜〜〜であるからしてー、whoを使う。
 んじゃー。。。切原!!おい、切原!!」
「・・・んあ?」
「あ?じゃない!この問題、といてみろ!」
「えっ、マジ?」
「マジだ」
 
「(ほんっと、今日運もねぇー。)」
よりによって英語の時間あたるなんて・・・はぁ。
・・・部活もやすもっかな。
 
 
 
『赤也!・・・え!どこいくの?部活だよ?』
「・・・オレ今日パス。副部長にいっとくわ」
『え!?』
 
いつもの部活用具を今日はロッカーにおいて
スタスタと帰る赤也
私はすぐさま副部長に連絡をする
『さ、真田副部長!』
「な、なんだ!!!騒々しい!!」
『赤也が今そっち向かうと思うんでとにかくとめておいてください!』
「どういうことだ!?」
ブチッ
 
 
早々に携帯を閉じ屋上へと向かう
バタンッ
『ぶ、ブン太!!』
「な、なんだ、びっくりしたぜ」
『赤也、今日部活休むとかいってるんだけど!』
「はぁ!?」
 
その場にいた仁王と柳生とジャッカルもこっちを向く
「もう・・・帰ったんか?」
「誰かくいとめてないのですか?」
「こっちはもう完璧だってのによ。」
 
【・・・・・・】
 
「もう、迎えにいくしかねーな」
「そうじゃの」
「いきましょう」
 
私たちは真田副部長の教室へと急ぐ。
 
 
 
 
 
  
『真田副部長!!』
「・・・ん?」
「赤也は・・・」
 
 
 
「・・・ここっすけど」
 
 
声のほうへ振り向くと
「へへっ」と笑っている赤也。
 
『帰ったんじゃ・・・』
 
 
 
「先輩と越前。わかりやすすぎ」



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