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「アモールよ」
「いかがされましたか、マルス様。」
「聞き及んでいるぞ。お前の愚行、あの《光》に手を出したと。」
「……。」
「これよりここに立ち入ることは許さん。メディアの弟だと言うから可愛がっておったが、ものの分別すら付かぬ輩は私の計画に必要ない」
「申し訳ありませんわ、マルス様。全てはこのメディアの至らなかった故…。アモールも、わかって頂戴ね」
「…ええ。このアモール、いつでもメディア様を信じております。それではまた、ご機嫌よう」











やがて私は希望を駆けるペガサスに見知った小宇宙を感じた。

あれに感じた憧憬も畏怖も、彼が私に残した棘だった。
今思えば、私はあれに恋焦がれていたのかもしれなかった。それでもなお、それを認めることなどできなかった。
闇に生まれた者である私が、光と共に在ることなどできるはずもない。

死の刹那、やはり私はあの光のことを考える。果たして私はどこから間違っていたのだろうと考え、そして私の意識は薄れていった。








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