時間軸おかしいです
生暖かい目でスルーして下さい
みんなおかしいです







pattern2




「ハリー、シリウスから連絡来た?」

「いや、まだこないよ
もう二週間経つんだけど」


「きっと忙しいのよ
自分の身も隠さなければいけないもの
魔法省に見つかったら……………」



バターーーーーン



「なっ何?!」


「フクロウ便だわ!」


「それが何で皿に突っ込んでくるんだよ?
僕のじゃあるまいし」



テーブルの生徒が一斉にハリー達の方を見る。

マクゴナガルがこちらを睨んでいるので急いで片付けた。

「シリウスからだ!」


声を上げそうになったが、慌てて口を抑える。
まだ彼が無実だと言うことは一部の人物しか知られていないのだ。

騒ぎを見ていた双子が面白そうに近づいてきた。


「朝から随分面白いことをやっているな」

「脱獄犯から愛の手紙かい?ハリー」


この二人も事実を知る者だ。


「ハリーをからかうなよ二人とも」

「まあまあ、俺達にも中身を見せてくれよ 」

「俺達の仲だろ」


「まあいいけど、ここじゃちょっと…………」


談話室に向かう五人。

カボチャジュースを飲みながら。


「はやく内容を教えてくれよ!」


「シリウスの事だからどうせまたマグルの女の人といるんじゃ………」

「何の事?」

「いやこっちの話」


がさがさと封を切る。
皆押し合う様に覗き込んだ。


「あ、また写真入ってる
えーと…………………
『ハリー久しぶり
学校はどうだ?
今私は………というか私達は住む所の準備をしているよ』」


「え、シリウス誰かといるの?」

「そんなこと初めてきいたよ」

「わかってないな君達…………シリウスは同棲してるんだよ、これとね」

小指を立てるフレッド。

「えぇえ?!」

「フレッド、言い方が親父臭い」

「し、シリウスなら有り得そうだけど………」


「何納得してるのロン」



「ハリー、続き読んでくれ」


「……………………」


ジョージが声をかけたが返事をしない。
手紙を読んだまま固まっている。

「どうしたの?ハリー」


「なんて書いてあったんだ?」


「なになに………………
『私達いろいろ相談して結婚することにしました

まだ細かいことは決めてないけどこれから準備を進めていくよ』」

そして出てきた一枚の写真。

それを見た全員が一斉にカボチャジュースを吹き出した。

シリウスの隣に立っているのは……………………




「ルーピン先生?!」





「えぇぇえええ!」


「いろいろって何があったんだよ!
つーか二人は一緒にいたの?」


写真の中でリーマスがシリウスの肩を抱き、額やら頬やらにキスをしている。
シリウスは耳まで真っ赤になりながら、照れ臭そうに笑っている。
こちらのことなどお構いなしだ。

色に例えるならばまさにピンクだろう。


「すげぇイチャイチャっぷりだ………」

「めっちゃ見つめ会ってるぞ」


『新居は二人で建てたんだぞ。
家具はないけど…………まあ大丈夫だ
リーマスがいるからな』



大丈夫ですかそうですか

「すごいのろけっぷりだ!」

「計画性ゼロだな」


「シリウスって意外と乙女よね………」


「確かに」


ジョージとフレッドは大爆笑しながら床を転げ回っている。


ハリーは半笑いを浮かべ、溜息をついた



(これにどんな返事を書けばいいんだ……………)







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ますますごめんなさい
小ねたのはずが思ったより長くなった
シリウスは乙女で男前





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