「ふふ…………遂に完成した……!」

「うっわ何してるんだレギュラス!!


「あ、セブルス先輩
今晩は」


「今晩はじゃない!
何故床に穴が空いてるんだっ?!」

「ああこれですか?
僕と兄様を繋ぐ愛の梯の様な物です」

「すまん何言ってるか全く理解出来ん」

「毎晩睡眠時間を削ったかいがあった………
之でいつでも兄様に夜這………会いに行く事が出来るんです
風呂上がりの髪を乾かしてあげたり朝までずっと兄様の犯罪級に可愛い寝顔を見る事だって全て可能です」

「真顔で妄想するな、怖い」


「つまりこの穴は貴様の兄の部屋まで繋がっているという訳だな?」

「はい」

「物凄く良い笑顔で返事するな
どうするつもりだこれ
埋めろ今すぐ埋めろ」


「酷い先輩!
そんな事云うなんて……せっかく兄様と甘い聖なる夜を過ごそうと思ってたのに!!
一緒のベッドに入ってあんな事やそんな事を……」



「お前は聖なる夜に下心しか無いじゃないか」


「この一週間先輩がのうのうと快眠してる間ずっと睡眠を取らず穴を掘り続けていたのにその努力を全て無駄にしろと?鬼!悪魔!トロール!!」

「誰がトロールだ、つーか凄いなお前…………もういい勝手にしろ、お前の変態さにはついていけん」


「よっしゃじゃあ行ってきます!あ、そこの土とスコップ片付けといて下さいね」


「自分で片付けんのか……」

つーかわざわざ掘らなくても他に方法は在ったんじゃないかと思ったが面倒いので何も言わないセブルスであった。



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聖なる前夜にこんなんですいません
シリウス出て来ねぇ……
眠い




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