爬虫類だから寒さに弱そう8主
白い顔をして眠ったままの横顔をククールはじっとみつめた。雪崩に巻き込まれてからというものエイトは未だに目を覚まさない。命に別条はないと言われたが・・・薬師の老婆が首をかしげるほどに、彼の体は中々温まらなかった。
「さっきゼシカが目を覚ましたぜ」
皆無事だ、と囁いてぴくりとも動かない瞼に触れる。少々汗ばむほどに暑い部屋の中で目の前に横たわる男の肌だけが氷のように冷たかった。


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