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憲兵団、駐屯兵団、調査兵団の合同会議






今回から新しい取組として交流派遣を行う。


交流派遣とは、約1ヶ月〜1年


現所属兵団に在籍したまま、職務は交流派遣先兵団の指示に従い。3つの兵団から1人選出してもらう。

交流派遣の目的は

技能及び技術の向上や人脈の拡大することで、3つの兵団の連携力を高めることを目的とし

交流派遣により、現兵団の技能及び技術を派遣先での共有も行う、新たな環境で経験を積み、交流派遣終了後は現兵団の技術底上を謀る


他兵団の働き方や、双方の兵団での長所や改善点に気づくことができ、派遣先兵団も基礎育成する必要ながなく実戦経験がある者を受け入れることによりスムーズに職務を行うことが可能となる。




今回、各兵団から選出候補に上がっている者を、各兵団で話し合い適役を決めてもらう。


本日、交流派遣兵士を決め選出された兵士に伝達及び顔合わせを行い10日以内に交流派遣先兵団への異動とする。



各兵団 候補兵士3名

憲兵団 候補兵士 リアム・シャルロット
駐屯兵団 候補兵士 アンカ・ラインベルガー
調査兵団 候補兵士 エミリー・アメリア



憲兵団所属ナイル・ドーク
「中央第一憲兵並の実力と知能を持っており、社交性が高く対応能力もトップクラスな人材です」


駐屯兵団所属ドット・ピクシス
「物事の理解力も高く、肝の据わった兵士じゃ、そしていい女だと思う」


調査兵団所属キース・シャーディス
「エルヴィン・スミスと共に長距離索敵陣営を考案した頭脳があり、立体機動術も兵団内でベテラン兵士を上回る腕前の持ち主で人望も厚い兵士です」






ザックレー総統
「3名の資料を見たが、やはり調査兵団から選出し1番巨人の恐怖を知り生存能力が高い者を選出した方が、今回の目的に1番近いのではないかと思うが、んー他兵団のエミリー・アメリアの印象はどうだ、危険か?…………何も返答がないということは決まりか。


今回交流派遣兵士 調査兵団所属エミリー・アメリアとする。」



















キース団長の執務室



分隊長達が集められる。

かねてより話していた交流派遣という新しい取り組みにエミリー・アメリアを候補にあげていたが、本日正式に交流派遣兵士となった。


エミリーには、先に伝えた。そして配属希望先も聞いておる。


駐屯兵団 シガンシナ区




エルヴィン静かに目を閉じる



報告後 顔合わせをする為エミリーはキース団長に連れられ駐屯兵団・シガンシナ区へ向かう。












シガンシナ区にて

ハンネスが隊長急いで通路へ赴き挨拶をし「どうです壁上へ行きますか」と誘うキースは軽く受け流すがエミリーが「お願いします」と言い、壁上で話すことになる。


「初めまして、エミリー・アメリアです。」
司令から聞いた時はどんな恐ろしい奴が来るかと思ったら、こんな非力そうな女性が来たことにハンネスが驚く


「先程、司令からお聞きしました。どうしてこちらを……」


「家族がいるんです、この街に。今まで離れてたので一緒に居れる時間増えるならと思って」
といい微笑む。

「ご家族思いなんですね」

「血は繋がってないんですけどね」と苦笑いしながら「この街には守りたいと思う人が家族以外にも増えたので」


「入団はいつになりますか?こちらもその日程に合わせ準備します」

「本日決まったばかりで何も準備が出来てません、追ってご報告します」

「では、入団の日を楽しみにしています。」





壁を降りた後キースが「すっかり遅くなってすまない」エミリーはいえいえと答えながら馬を引き連れ歩く

「どうして、私だったんですか?」

そう言われると思ったと言わんばかりの顔で

「それは、私が選んだ事か?それとも総統の方が?」

「両方です。」

キースは足を止めエミリーをジッ見つめながら「最初はリヴァイを選出しようかとおもったが、アイツ自身社交性なんて皆無だろう。今回の目的は腕だけでなく。交流が1番の目的だと考えている。その点を踏まえるとハンジも難しい、分隊長達を他兵団に渡すわけにはいかない。よくあるだろう消去法ってやつだ」


「良かった……」キースはその言葉に疑問を投げかけた。「だって、変にプレッシャー抱かなくていいじゃないですか。」そうかもしれないが、選ばれたことには変わりはないしっかり職務には緊張感を持ってもらう様伝え調査兵団兵舎へ馬を走らせる














エミリーが帰ってくるのが見えたリヴァイ自室から出てエミリーに会いに行こうと部屋へと向かい。了承を得て部屋の中に入り椅子をの背もたれ部分に顎をのせ、慌ただしく部屋を整理する姿を見ながら紅茶を口に含んで飲み込む。あまりにも大掛かりなので何してるのか聞くと


「私、駐屯兵団に行くことになったの」

「は?」

意味がわからなかった、転職か?

「なんか、交流派遣?って言う新しい取組で」


「聞いてないな。」

「今言った、というかそんなこと数ヶ月前に言われてたなってついさっき思い出した」



駐屯兵団に行くだと?そんなの誰が決めた。


「そうか」そういうと、リヴァイは私の部屋を出て足早にどこかへ向かうのが閉まりきる扉から覗き私が怒らせるような行動をしてしまったのではないかと思い追いかけようとするが、私の言動で感情が左右されるほど子供ではないだろうと思い。自惚れている自分自身に「ばかじゃないの」と呆れ笑い。梱包作業を進める。


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