▼鳳翔と蘭珠(0)



鳳翔は本部総司令の乙月蘭珠の一族の子で、色々とややこしい家庭事情を割愛すると多分従兄弟にあたる。

蘭様のことは「蘭ちゃん」って親しく呼んでて、冷徹で激情的な面のある蘭珠さまとは合わせ鏡みたいに正反対の性質を持ってる。小さい時から「蘭ちゃん」が大好きで、今も大切な家族の一人で、よき理解者。

きっと殆ど蘭様と共にいる人達は「この人について行こう」「命を捧げよう」「運命を預けよう」「こいつなら大丈夫」って同じ目標を仰ぎ見ていて、鳳翔も蘭様の掲げる理想を誰よりも早くから理解して応援してるからそこは同じなんだけど、きっと同時にすごく心配してると思う。
だから鳳翔は蘭様に対して、全てを肯定してるイエスマンってわけじゃなくて、よき友としてちゃんと意見する。

なんか蘭様が年相応の女らしい一面を見せたり、素で呆れたり少し笑ったりする居場所が鳳翔だったらいいな…それが鳳翔の望みだと思うし、今の地位もその為だろうし。
背中を守る人も手足になる人も沢山いるから、鳳翔は蘭様が道を逸れないように隣で声をかけ続けるのが仕事なのかな。
蘭ちゃんが戦争の鬼にならないように見守る係?

あと鳳翔は腹の据わった子です。
いや司令やってんだからそれは当然の要素なんだけども…なんつーか、対局を見て身内を切り捨てられるタイプ。
たとえば、有り得ないけどもし、蘭様が利己の為に犠牲を厭わなくて、私欲で沢山の血を流す事があったとしたら、刺し違えてでも止めるよ。道を逸れてしまってもう戻れないのだとしたら、彼女を舞台から降ろす覚悟は出来てる思います。
そんでその為というわけじゃないけど蘭珠の傘下勢力が敵対した場合を想定して、対抗できる力もきちんと育てて持ってる。それが名古屋だったり、お抱えのミケ達だったりするんだと思う。

鳳翔って限りなく蘭様の思想に近い場所にいるけど、独立した名古屋っていうひとつの勢力なイメージです。九州辺りにでかいパイプ隠し持ってそうだなー。

蘭様が今の絶対的な地位を築いた裏で、にこにこしながらその背後に控えて足場固めてる鳳翔想像してみるとビックリするほど食えない男になってて、なるほどこれは名古屋の太公望ですわ…ってなりました。
なんか掘り下げて色々と要素をくっつけていけばくっつけていくほど、マジおばあちゃん最強じゃねーの…怖い…ってなってる←

まぁそういう非情な鬼にもなれるし覚悟はあるけど、そっちにいかないように選択し続ける事が出来るのが鳳翔という男なんだろうなって…だから、鳳翔は怖い人ではありません(笑)
蘭様が戦争の鬼にならないように見守る係です!
蘭様もさ、鳳翔にはそういうポジション求めてたりして、それが甘えと信頼から曝け出す唯一の弱みみたいな部分だったらすっごくいいなーって思いました…そして自分の勝手な妄想なのに泣けてきました。
蘭様のキャラの方向性をどんどん捏造している気がする…らんさまとは…とはいえ蘭様がどういう方向性であろうと鳳翔はこういう子ですよ!蘭ちゃん大好きだよ!

まぁ普段はそんなの全く感じさせないほどのほほんとしてますけど!
なんか蘭様が「翔、いつも悪いな」「蘭ちゃんそれは言わない約束だよ」「そうだったか」「ふふふ、そうだよ〜」ってお正月帰省して鳳翔とおこた囲んでるときに会話してるの妄想しました。
あと鳳翔絶対お雑煮作る。自らエプロンして。
てか鳳翔と蘭様はお家がそうなのもあって、季節ごとの行事しっかりしてそう。お正月は絶対1日だけでも部下に仕事任せて日帰りでも帰省してそう。鳳翔の猫撫でながらお雑煮待つ蘭様…。
「蘭ちゃん髪伸びたね〜」って髪梳かして「昔もよくこうしてたなぁ〜、懐かしいね
。あの頃の僕って蘭ちゃんの髪がキラキラして綺麗で羨ましかったんだよ」とか昔話してほしい!!



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