▼銀司朗と小虎(第十二部隊)(0)


銀司朗さんは獅童くんに対してやたらお家意識高いんだけど、それよりも才能とか、その人物なりの能力を評価するタイプ。
だから軍系や華族出の人間が多い本軍校で、一般家庭の出身なのに第一部隊に配属されてた小虎を評価してる。
仕事仲間として狙ってたの獅童くんに取られちゃったけど。

小虎は一応学年上だから銀司朗さんより先に第一部隊にいたんだけど、クズ上司に従って配属先の班が壊滅したのとか(小虎と十二部隊参照←)でデスク周りに引っ込んじゃってる。グズ上司の座を蹴って入って来たのが獅童くんと銀司朗さんかな。
自信喪失して前線に関わりたくない小虎。細かい資料言わなくても作ってくれるし、助言が的確で軍法をこれだけ理解してるのに、「何でもっと前線に近いとこで才能使わないんだろう」て思ってる銀司朗さん。

でも自分の手を取って暗いところから引っ張り出してくれたのは獅童くんだから、獅童くんを裏切ることはない。
ていうか、
「前線に出なくて今のままでいいから私を助けてくれませんか?」
ってアプローチしてきたのが銀司朗さんで、
「お前の未来はそこにねぇよ。だから俺と行こーぜ」
って無理矢理引っ張り出したのが獅童くん…?
今のままじゃだめだって思ってたから、本当はずっと誰かに頑張ろうって言って欲しかった小虎とか。

小虎に「第十二部隊はどうですか?」「獅童に虐められてませんか?」「あなたの才能が生かせるところだといいですね」「気が変わったらいつでも第九部隊に来てください」って笑いかける銀司朗さん(あくまで小虎を先輩扱い) とりあえずありがとうって答える小虎。でも十二部隊のために何でもするって決めてるからな。

小虎にとって銀司朗さんって、普通にすごいなって好感あって、第一部隊出身者の中でも数少ない仲良くしてもらってる人。
軍略とかは参考になるし、資料提供に協力して貰ってるからよくお手伝いには行ってる。その度に獅童くんに睨まれてビクビクしてます。
お迎えに貫二くんを寄越す獅童くん…。

銀司朗さんはちゃんと貫二くんが隊長(自分より上)ていう態度取るから、貫二くん困りそう。橘隊長、隊員お借りしましたって。ていうかなんとなく貫二くんって銀司朗さん苦手そうだなぁ。貫二くんのことも橘家の人間って扱ったりしてるだろうしね。やっぱ銀司朗さんはお家意識強いのかも。一般を見下してるとかじゃなく、…んー頭が固いの?←
知貴くんとかも「あああの幹家の…」ていう。でも本家の理人ちゃんはともかく、いい噂聞かない知貴くんに関してはかなり嫌ってそうです。なんで知貴くんを連れてんだろうって、獅童くんにも貫二くんにも思ってたりして。
ちょっと潔癖なのかな?銀司朗さん。

あと、第十二部隊でよくある会話↓

「ダイキューの参謀もダイイチですよね」
「祭坂さんも同期?」
「同期っていうか、一つ下だけどね」
「へぇ、どんな人なんですか」
「うーん…何ていうか、礼儀正しいかなぁ。立場が下の俺のことも年上扱で…典型的天才なのにそれを鼻にかけない、影での努力は怠らない、真面目で…優しい人だよ」
「鼻にかけまくりだろあのインテリ…美味しいとこだけかっさらいやがって」
「いや、多分あれはフォローしてくれただけで…この間の戦線もフォロー無かったらちょっと厳しかったし…」
「あぁ?お前どっちの味方だよ」
「(ビクッ)み、味方とか敵とかじゃ…」
「(イラァ)今日の昼お前の奢りで食うから」
「え!?」
「八つ当たり…」
「獅童さん八つ当たりだ…」

このフォローし合い、恩を売り合う行動を「貸し借り戦線」て影で呼ぶダイキューとテンニの部隊員たち。

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