仕舞いには堕ちる(デンジとミカン) (11/06 00:30)


「デンジさん、ジムに戻ってください」
「うるせぇ」
「オーバさんが困ってますよ?」

この女は何かあるとすぐオーバオーバオーバオーバ。お前はオーバの何なんだ?そして俺の何なんだ?オーバの名前出せばいいとでも思ってるのか?冗談じゃない。下心見え見え。

「誰のためにこんなことしてると思ってるんですか?」
「オーバの為だろ」
「あら正解」

ほら見ろ、やっぱりだ。

「さあ、ジムでオーバさんが待ってますよ。あなたを連れてきたらオーバさんは言うのです。『ミカンありがとな』って」
「知らねえよ」
「すると私は言うのです。『いえ、大好きなデンジさんの為ですから』」

嘘もいいとこだ。何?俺のこと好きとか言って嫉妬でも狙ってんの?ハハッ、全然思ってない癖に。


「俺、お前のこと嫌いだわ」
「偶然、私も大嫌いです」







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