シリーズ | ナノ 本当に好きだから傷付けたくないという感情が自分の中にあったということだけで驚きだ。


僕は弱い。何かにすがり付かれないと立っていられない。すがり付かれないと、立っていられない。

なまえは強い。僕がいなくても、生きてゆける。


今だって、笑えてる。僕といるときより十分幸せそう。


そう、なまえは僕じゃなくたって幸せになれるんだ。

だから、僕じゃない誰かと"幸せ"になって欲しいんだ。


これが僕の自己満足だって、気付いているけれど、僕にはこれ以上の選択が浮かばない。薄っぺらな言葉だって言われるかもしれない。なまえには、僕のこと大嫌いになってもらったって構わない。


それでもいいから、


お願い、


どうか幸せになって。




兎追いし彼の女
(捕まってあげられなくてごめん。)

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