雑用係 | ナノ



とりあえず天国の桃源郷へやって来た。目的はもちろん、

「白澤様ーいらっしゃいますかー?」
「いらっしゃい、待ってたよー」
「あれ、桃太郎さんは?」
「今、おつかい中。だから蕃茄と僕の2人っきりだよ」
「ウサギたちがいるじゃないですか」
「そんな露骨に嫌な顔しなくても…あ、それより、僕に何かあるんじゃない?」
「やっぱりわかってましたか。はい、チョ」「いやいや、もっと大事なもの」
「はい?なんかありましたっけ?」
「とぼけないでよー。蕃茄自身で『ぶっ殺す(鬼灯ボイス)』ひぃいっ」

こんな時のためにケータイに鬼灯様の声を吹き込んでもらっといて良かった。

「それ以上言ったら、本物呼びますよ」
「なんだかアイツに似てきたね…」
「そうですか?あ、チョコです。いらないんだったらいいですけど」
「いるよー。ね、アイツにもあげたの?」
「上司にあげないで白澤様にあげるはずがないでしょう」
「なーんだ。自慢しよーかと思ったのに」

自慢しても、鬼灯様は別に…まぁ相手が白澤様だからわかんないか。



白澤×バレンタイン
(来年は僕だけに頂戴ね)
(無理です)





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