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貼り付けたみたいな笑顔に、並べただけの"愛してる"、シチュエーションに酔ったキスがあれば、白澤様は女の子の隣にいることが出来る。一晩共に過ごすことが出来たら、それは白澤様の言う"愛"だ。ただし、気持ちはいらない。男と女の関係にそんな感情はいらないんだって。


「なまえはさ、僕に恋してるでしょ?」
「本気の気持ちはめんどくさいんだよね」
「僕はサイテーな奴だよ」

「だから、ね。なまえは"いらない"んだ」

「君の気持ちを君が何と言おうと、僕には関係ないよ」

「僕は"恋"はしないんだ」


でも、そう言った白澤様はとても悲しい目をしていた。




愛と呼ぶならご自由に

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