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別に好きになってはいけないなんてことはないはず。教師と生徒ならともかく、先輩と後輩という繋がりでしかない。良くも悪くも。好きになりたくないのは、報われないこの気持ちを隠し続けるのが辛くなるのが嫌なだけで。ただ想うなんて、大人じゃない自分には高度すぎる。無意識に想い合うことを望んでしまうのだ。それなのに変に理性が邪魔をして、こんな気持ちは相手に迷惑だ、とか…そんな自問自答に憂鬱になる。つまりは幼稚なのだ。今はまだ、憧れとして好きということにして自分を騙しているが、いつかきっとそれを越えて好きになってしまう。怖い。気付けば考えている。そんなことばっかり。考えてる時点で…という考えもある。気付いてないふりをしたいだけ。好きになったら自分なりに努力しているつもりでも想う人はいつも自分以外の誰かを見ている。想っている。辛いとか苦しいとかは既にあんまり感じなくなってきている。麻痺。それよりも淋しい。虚しい。そればっかり。届かない。伝わらない。助けて欲しい。


「っていう日記を見つけたんだけど…」
「わー!!そんなんどっから見っけて来るんですか?!」
「俺の情報網なめないで欲しいなぁー」
「…友達いないのになんで?」
「ちょっと、何失礼なこと考えてんの」
「事実じゃないっすか」
「…この日記、公開しちゃうよ」
「あ、相手が誰かとかわかんないですよね?」
「なまえってば、まだ俺をなめてるみたいだねぇ」
「まさか……」
「…ふふふ、これだから人間は面白い!」
「あー!何なんだよこの人ー!!」
「そんな俺が好きなくせに」
「言うなーっ!!!」



ときどき
センチメンタル☆
(もう絶対日記書かない!)



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