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※著しいキャラ崩壊






うちのクラスの赤司くんは頭がオカシイです。



今日の朝、駅で赤司くんを見掛けたんですが、降りてきた電車の発車と同時に走りだし、電車としばらく並走してから、電車の速さに着いていけず、


「お、お前っ!なか、なか、やるなっ!」


とか言いつつ、ホームに倒れこみ、


「今日、の、朝の、トレー、ニングは、これぐらい、に、しておいて、やろう…」


とか言いながら、無表情の緑間くんに担がれながら学校に向かっていました。



教室では赤司くんは隣の席なんですが、授業中、いきなりこそこそ話しかけてきて、


「みょうじの力を貸してくれ!」


とか言うので、何事かと思ったら、


「もう少しで、完成の時を迎えるんだ…!」


机の上には立派な鉛筆タワーがそびえ立っていました。


赤司くんいわく、上の方にアクセントが欲しいらしく、あたしの蛍光ペンを使いたいと言ってきたのですが、


「今使ってるから…」
「くっ、何故だ…!みょうじは"スペシャルミラクルスーパーウルトラ赤司サンダータワー"の完成を見たくは無いのか…?!」
「うん(そんな名前なんだ…)」


そう言って、授業に戻ると、


「人生は無情…」


とかワケわかんないことを言いながら頭を抱えてました。


ちなみにナンタラコータラ赤司タワーは赤司くんの前の席の子が椅子をずらした時に赤司くんの机に当たり、その振動でキレイに崩れていました。


散らばったペンを拾うのを手伝ってあげるときに赤司くんを見たら、涙目でした。



給食のとき、今日のデザートはプリンだったんですが、


「青峰いわく、プリンの1番美味い食べ方はこうらしい」


とか言いながら、プリンのふたに牛乳のストローを突き刺し、吸いながら食べていました。


青峰くんも、赤司くんがからかい甲斐があるからと言って、変な嘘を吹き込まないで欲しいです。先生に怒られるのは、やった本人と見ていて注意しなかったとか言われる周りの人間だけなんだから。




そんな赤司くんも、実は勉強も出来て、部活では部長をするくらいスゴいらしいです。信じられません。


赤司くんから聞いた話なんで、もしかしたら、妄言かも知れませんが、何事にも一生懸命なところはスゴいと思います。尊敬します。



「みょうじ!遂に完成したぞ!"ウルトラミラクルスペシャルビッグエクセレントスーパーデリシャスジャイアント赤司レジェンドタワー"が!」
「赤司くん、今授業中…(なんか名前長くなってる…)」



…やっぱり尊敬はできません。





赤司くんの中学生日記


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