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最近のオレの悩みは彼女、なまえが照れ屋だということなんス。照れ屋なのはいい。別に。可愛いくらいなんスけどね…。ただ、いい雰囲気になると、それを濁そうと変な発言をすること、それが目下のオレの重大な悩みなんスよ…。


今日もオレの部屋でまったりお家デートなんてしてるんスけど、まぁ、彼女と2人で家になんていたら、そーゆー雰囲気になるわけで。いつものようにオレは自分のベッドになまえを押し倒した。ここまでは順調にいつもいくんスけど、照れに照れたなまえの発言は、


「お、お盛んですね…」


だーかーらー、それじゃ萎えるんスよ!だったら「嫌だ」って泣かれた方がマシだ。いや、それはそれで燃える…じゃなくて、


「…確認しとくっスけど、嫌じゃないんスよね?」
「は、別に嫌とか嫌じゃないとかじゃなくて涼太が盛ってくるからしょうがなく?」
「……はぁ」


いやだから、なんでそんな発言するくせにやめたらやめたで寂しそうな顔するんスか!


「正直なところ、本当は嫌なんスか?オレ、無理やりとか嫌なんスよ」
「本当は…」
「本当は?」
「嫌じゃない…」


顔をこれでもかというくらい真っ赤にして、目を反らしながら小さくボソッと呟いた本音に、オレはものすごくドキドキして。涙目でこちらをチラチラ伺うなまえを抱き締めた。


(いつもそれなら可愛いのに…)


「こ、この発情期が」


…この一言は余計っスけど。


「今日は本音もきけたんで、途中で止めないっス」
「は、発情期の犬かよ」


…もう、なんとでも言えばいいっスよ!わんわん!



黄瀬涼太の憂鬱
(だって恥ずかしいんだもん)



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こーゆーノリが好きだ。

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