「うっ…あ…」
「んっ…はあ…ぅん…」
こくりっこくりっと赤ちんの喉が動いている音が聞こえた。俺のを咥える前に言っていた『ミルクを飲む』ということをしているのだろう。さきほどまでなら、それをしている赤ちんをゆっくり見ようと思っていたけど、今はそれよりこっちだ。
「ふあっ!」
ズチャ…と、粘ついた水音を立てながら、それは赤ちんの中から出てくる。ピンク色でいくつにも連なっている丸い球のそれは、明らかに『大人の玩具』ってやつだ。今まで、俺と赤ちんはそういう玩具を使うセックスをしたことがない。俺はちょっと興味があったけど、絶対赤ちんが喜ばないのは目に見えていたし、それに無理矢理にやって、赤ちんに嫌われたくないと思っていたからだ。自分でも思う。恐るべき忠犬神経である。
けれど、今俺の目の前で赤ちんはそれを入れていた。というか、腰振るぐらいに喜んでいた。やらしいとか淫乱だと思う前に、俺はちょっとばかしイラッと来る。それをぶつけるように、その尻尾をムチャクチャに抜き差ししてやった。
「やっ…!らめ、そ、んないきなり…〜〜んああっ!あっ、あっ、あん!」
いいところにでも当たっているのだろう、赤ちんは俺の行動にビックリしながらも、あんあんと高い声を上げ始める。俺の太腿に爪を立て、ぷるぷると必死に何かに耐えている。俺の自身に赤ちんの熱い息が当たって、ぶっちゃけまたこれだけで出せそうだなとか思ったけど、俺はそれを抑えて、赤ちんの首輪を掴んで、赤ちんを引きずり上げる。
「うぐ…!!」
無理矢理引き上げられて首が締まったのか、赤ちんは苦しそうな表情を浮かべながら、俺を見上げる。もちろん、その間も尻尾を動かしている。でも、赤ちんの体勢を四つん這いから膝立ちになった状態(まぁ、無理矢理させたんだけどね)に変えたから、さきほどの抜き差しから奥を突くような刺激に変えている。
「うあ゛、あっ、あ…やめ、あつし、やめて、やめて、あっ…〜〜〜〜っ!」
ちりんちりんと首輪についた鈴が小さく音を鳴らしながら首を振って、赤ちんは必死に訴える。その表情はどちらかというと困惑している表情で、自分が玩具でこんなに感じているのを、今さらながらビックリしているのだろうか。
「なに?さっきもずっとこれ挿れて感じてたんでしょ?そりゃあ、こんなん挿れてたら腰も振っちゃうよね」
そういってあげると、赤ちんは目を開いて違うとでも言うように首を振る。さきほどより大きく振っているせいか、鈴がうるさい。何が違うの?俺の舐めて感じてる風に装いながら、玩具で感じちゃってたんでしょ?あ、認めたくないの?そうだよね、玩具で感じてるなんて恥ずかしいもんね。なんて、赤ちんの耳元で囁いてやりながら、尻尾をちょうど赤ちんの感じる場所に当ててあげたら、赤ちんはひぅっなんて可愛い声をあげる。
「ちが、あつしっ…んぅ、ちがうのぉ、あつし、らめ、ほんと…あっあっ、らめぇ…」
何がダメなの?気持ちいいんでしょ?っていうか、もう呂律まわってないじゃん。とか思いながら、首輪を掴んでいた手でつぅっと背中を撫でてあげると、赤ちんはさらに大げさに肩を跳ね上げる。そして、俺の肩に頭を乗せて、何度もだめだとかやめてだとか違うの(だから、何が違うのかがわかんないだけど)だとか、いろいろ否定的な言葉ばかり吐く。もう素直になればいいのに、とか呆れていると、そういえば今ネコプレイをやっているんだっけと思い出した。精液をミルクといったり、最初に赤ちんが語尾ににゃとつけてたりしていたし(まぁ、もう今では全然つけれてないけど)。
「今、ネコプレイしてるんだよね。じゃあ、ネコらしくニャーニャー鳴けば?ほら」
がくがくと揺れている赤ちんの腰を支えてやりながら、く、く、と断続的に赤ちんのいいところを抉る。そのとたん、赤ちんの背がガクンッと反った。
「っあああああ!!やあああ、あんっ!にゃあっ、にやぁ…にゃあああ゛…!」
「ふふっ、ほんとーに発情期のネコみたい。もしかして、イきそう?」
どうやら本当に限界を迎える直前のようで、はくはくと熱い息を吐きながら、赤ちんの身体がビクビクと揺れる。前も弄ってないのに、お尻だけでイッちゃうなんて、ほんとーに淫乱。そう思いながらも、尻尾を持っている手は絶頂を迎えさせるように、さきほどより強く抉るように突き刺す。
「んあ゛…っ!にゃあ、あっあっ、あんっ…っっううあ゛…!」
「……なに、おさえてんの?」
いつもの赤ちんならとっくにイッてるはずなのに、なかなか絶頂を迎えないことに違和感を覚えて、赤ちんの自身を見てみれば、赤ちんは両手で自分の自身を抑えて、がくがく震えている。
「あつ、あつしの、で…あっ!い、きたいぃ、イきたいにゃあ!ぁあ゛っん゛ん…」
くっと首を引き、気持ちよすぎてしょうがないって顔をしながらも、赤ちんは必死に訴える。だけど、俺的には何を今さらって感じ。
「なんで?これ挿れたときだって、一人で散々イってたんじゃないのー?」
俺が帰ってくるまで、一人エッチ楽しんでたんでしょー?っていってあげる。予想では赤ちんは図星をつかれたように、さらに真っ赤になるものだと思っていたのだが、予想に反して、赤ちんはふるふると首を振る。そして、ぼろぼろと涙を零しながら、必死に俺に焦点を合わせるようしながら口を開く。
「イっ、てない、あっ、ぁっ…あつしに、んっ…イかせ、て、ほし…!っかったからぁ…!」
その言葉に俺は目を開いて驚くばかり。驚きすぎて、手の動きが止まったぐらいだ。
「……赤ちんって…ずりーよね」
それが本当だとしても…まぁ、たとえ演技だとしても、好きな子にそういわれて嬉しく思わない奴なんていない。今、そんなこと言うとか、本当にずるい。
「ふあああああ…!」
尻尾を思いっきり引っこ抜くと赤ちんはびくりっと震え、そのあと、俺の肩にへにゃりともたれかかる。まだ絶頂までは迎えていないけど、ずっと絶頂間近を彷徨わせていたせいか、ひっく、ひっく、すすり泣いている。でも、今はそんな赤ちんを気遣おうとは思わない。俺は掴んでいた尻尾を適当にぽいっと捨てて、赤ちんの腰を掴む。すると、赤ちんはびくりっと震えて、俺を見上げてくる。
「あ、あつしぃ…おねがっ、あつしので、イかせてぇ…」
何を思ったのか、赤ちんは子どものようにしゃくりあげながら必死に言ってくる。なんなの、この人。本当にどうしちゃったの?今までの赤ちん、どこにいっちゃったの?自分ではじめて玩具挿れちゃったものだから、なんかネジぶっとんじゃった?ちょっと不安を覚えるけど、まぁ、いいや。こんなエロイ赤ちんなら、いつでも大歓迎だ。
「じゃあ、俺ので思いっきりイってよ、赤ちん」
「あああああああっ!!」
片手で思いっきり赤ちんの尻を掴みながら開き、俺のすっかり復活している自身をぶっ刺すと、赤ちんは俺の言葉どおり、大きな声をあげながら、俺と赤ちんの腹を汚した。
「ふはっ、あっ、あっ…」
無理矢理陸に上げられた魚のように赤ちんは必死に口をパクパクさせて痙攣しながら、いつもよりずっと濃いそれを継続的に吐き出す。本当に俺にイかせてほしくて、イくの我慢してたんだー。って思いながらも、俺はゆっくりと突き上げ始める。
「あっ、あっ、だめ、いま、イって…」
「うん、知ってるー」
目の前でいっぱい出してるしね。まぁ、これでイってないとかはいえないよねー。腰で赤ちんのいいとこを探るように動かしながら、俺の手はびくびくと震えながら、欲を吐き続ける赤ちんのを掴み上げ、最後の一滴まで搾りとるように扱く。
「あ、いや、だめ、だめ、ほんと…あつし、やだ…やだぁっ!」
必死に俺の手を掴んで、赤ちんの自身から離させようとするけど、全然力が入っていない。俺はそんな赤ちんに笑いながら、出尽くした赤ちんのがまたいっぱい出せるように、玉を揉み扱いてやる。
「ひぃっ!」
「やじゃないでしょー。俺のでイきたいって言ったのは赤ちんだしー」
「あっ、でも、だって、ひあああっ!だめ、だめぇ!そこ、ついちゃ…あっ、あんっ!」
赤ちんのいいとこはっけーん。そこを重点的につきながら、すっかり勃ちあがった赤ちんの自身の先端をくちゅくちゅと弄ってやる。そうすると、赤ちんの口から悲鳴があがり、俺の背中に必死にしがみつき出す。
「もー、赤ちんのワガママー。俺の誕生日だから、何でも言うこと聞いてくるんじゃないのー?」
「あっ、で、でも、ひっ、ひぐっ…ぼく、こわれる、あんっ、こわれる、あっ、ああ゛」
「だいじょーぶだよ。壊れた赤ちんも可愛いよ」
腰を抱いていた手で赤ちんの頭をよしよしと撫でながら、赤ちんの自身を弄っていた手で膝裏を抱え込みながら、腰を支える。そうすると、余計に深く俺のを咥え込み、それで感じちゃった赤ちんの中がぎゅううううっと締め付けてくる。一回出したから、まだまだ余裕のある俺はその感触を味わいながら、より鋭く赤ちんのいいところを突く。
「あっ、あ゛っ、あああ゛あ゛っ、イくの、らめ、あつし、あつし、ぼく、またイく…!こわれちゃ…」
「うん、イって。赤ちん。いっぱいいっぱいイって」
そういいながら、快感でどうにかなっちゃいそうな赤ちんを慰めるように、赤ちん頭の天辺にいっぱいちゅっちゅっと口づけを降らせる。だけど、腰はさらに赤ちんを快感のどん底に落とすために、強く鋭利に赤ちんがおかしくなっちゃう場所を突いた。
「あ゛っ、あっ、いくっ、いくっ、あつ、し、で、る…!―――あっ、あああ…!」
ピュッピュッとまた俺の腹に熱いものが飛ぶ。痛みを感じそうなぐらいの締め付けに俺は歯を食いしばり、けれど、律動を繰り返した。
「あ゛、あっ、あっ、らめ、とまんない、あつし、やめっ――――――あ゛っ」
「うん、もーちょいがんばって」
もうがくがくと痙攣が止まんない赤ちんの身体を抱きしめ、下から突き上げる。俺と赤ちんの腹の間でも、震えが止まらない赤ちんのがぺちぺちとまるで鞭のように叩く。そのたびに、熱い液体が腹にかかっている気がするから、多分赤ちんの言うとおり『止まんない』のだろう。
「あっ、つし、あつ、し、あっ、やぁ、あ゛、ぁんっ、ひっ、んっ、」
「ん、あかちん」
必死に俺の名前呼んで、涙とか汗とかよだれでどろどろになった顔を俺に向けながら、手を伸ばしてきた。俺はそれに応えるように、その伸ばしてきた手を掴みながら、頬を支えてキスをする。もうむちゃくちゃに動いているから、唇をあわせたり、舌を絡ませることなんてできなくて、舌をくっつけて、擦りあって、歯とかもぶつかって…もうなんていうかキスとか呼べないものだけど、余計赤ちんに対する愛情みたいなんかがぶわわわって膨れ上がって、俺はひたすら赤ちんにがっついた。
「あか、ちん、すき、すき、だいすき」
「あっ、あつ、し、ん…はっ、ぼくも、すき、すきぃ、あ゛っ、ひぅっ、んむっ」
舌を合わせて、そのまま唇、顎と、流れる唾液をなぞえるように下へ下っていく。赤ちんもくっと喉を見せるように、上を向く。
「はっ、これ、じゃま」
赤ちんの喉を食らいつこうと思ったのに、邪魔をする大きな黒い首輪。俺はそれを片手で外す。そのまま流れるように投げ捨て、のど仏にかみつく。その瞬間、赤ちんの中がまたしてもぎゅっと締め付けてきた。
「あ゛、ぐっ…ふあっ、あ゛っ」
「う、く、そろそろでそう…」
「あっ、ひっ、う゛あ゛、あ゛っ…いって、あつし、あ、ん゛っ、いって、ぼくも、いく、おお、きいの、くる…」
「うん、いっしょにいこ、赤ちん」
そういって、最後にキスをしながら、先端から根元までを一気に押し込む。その衝撃に赤ちんは目を見開き、俺のに赤ちんの中が強く絡みついた。
「ん゛んんんん!!んあ゛っ、あっ、でて…る…あ、あつっ、あついよぉ…あつし」
俺のに注がれて、うっとりとした表情をする赤ちんに、またぞくりっとしたものが背筋を駆け抜けた。
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