世の学生は春休みという時期、いきなりテツヤから連絡がきた。今、京都にいるのだが、会えないかという内容だった。なぜ、テツヤが京都まで来たのかはわからなかったが、日ごろ滅多に会えないテツヤからの誘いに断るというわけにはいかず、はじめて僕は部活を休んだ。というより、洛山のほぼ全員の力によって休まされた。僕がどれだけ『キセキの世代』に執着していたことを知っていたからだろう。
 僕がどんな顔をして、その話をしたかはわからないが、「そんな顔しながら言われたら、うんとしか言いようがないでしょう!というより、征ちゃんは少し休むべきだと思っていたの!休みなさい!」「そうそう、先輩命令だよ、赤司」「羽のばしてこい」「赤司さんが休まないと、俺らが心配で倒れちゃいます!」と、次々に言われてしまい、僕はその言葉に甘やかしてもらうことにした。休ませてもらえたことはありがたいが、お前らは僕をなんだと思っているんだ…

 テツヤが指定した場所は駅に近い喫茶店だった。静かな雰囲気のそこはテツヤらしいチョイスだ。店に入った僕はさっそく入り口あたりでテツヤの姿を探す。店員もそんな僕を見て、待ち合わせをしているとわかったのだろう。僕に近づかず、ただいらっしゃいませとだけ声をかけられた。



 影が薄いテツヤは、今でも変わらず他の奴らからは声をかけられない限り、全く気づかれない。けれど、僕は違う。大抵、テツヤの姿を見つけることができる。中学のとき、涼太や真太郎になぜそんな簡単に見つけられるのかと聞かれたが、逆に何でお前らは見つけられないのかと疑問に思ったほどだ。まぁ、身長が近いからかもなと言った大輝には制裁を与えておいたが。
 たしかにテツヤは常人と比べて、影が薄い。オーラがない。まるで、空気のようなやつだ。けれど、だからこそ、わかるのかもしれない。自分たちと同じ特異な存在だから。類は友を呼ぶという。多分、テツヤを見つけられる理由も、その言葉と似たようなものだ。



 すぐにテツヤは見つかった。そもそも、この喫茶店はそれほど大きな喫茶店ではない。だから、テツヤの姿を見つけるのは簡単だった。ゆっくりと近づいていくと、彼は机にメロンソーダを置き、静かに読書をしているのがわかった。相変わらず、読書をするのが好きなやつだ。自分の机まで近づいてきた僕の足音で気づいたのだろう。テツヤは顔を上げた。


 「やあ、テツヤ。久しぶり」


 テツヤと目をあわせながら、僕はゆるく手をあげる。久しぶりといっても、つい2、3ヶ月前、WCで試合をしたけれど。日数で数えると、結構経っているような気がするが、実際は時間の流れなんて速いもので、つい先日にWCがあったような気分だ。


 「お久しぶりです。あ、学校行っていたんですか?」


 僕の制服姿を見て、テツヤが首を傾げる。僕は肩にかけていたエナメルバッグを足元におきながら、テツヤの前の席に腰かける。


 「いや、部活だった」


 「え!抜けてきたんですか!?」


 なんてこともないようにテツヤの質問に答えると、テツヤは目を開く。たしかに、以前の僕ならありえないことだ。私情よりバスケ。生活の全てはバスケに直結していた。今日の誘いだって、前の僕なら断っていただろう。けれど、その変化をもたらしてくれたのは目の前の人物であり、それだけ彼が大事だということだ。いや、彼だけじゃない。僕にとって、『キセキの世代(かれら)』は何にも代えがたい大切な存在である。


 「休ませてもらったよ」

 「そんな…すいません…」


 テツヤは申し訳なさそうに眉を八の字にまげる。そんな表情をされたら、こちらが申し訳なくなる。僕は苦笑に近い笑みを浮かべながら、テツヤの頭を撫でる。相変わらず、ふわふわした髪だ。中学のときは、この感触が好きでよく撫でていたものだ。


 「謝るな、僕はお前と会いたいから休んだのだから、何も悪いと思うことじゃないよ」

 「すごい殺し文句ですね」

 「そうかい?」



 テツヤが大人しく撫でながらも、呆れながら言う。どこが殺し文句なのかがよくわからないが、テツヤがそういうならそうなのだろう。僕は内心首を傾げながら、テツヤの頭から手を離す。すると、ちょうど店員がこちらの机に近づいてき、「ご注文はお決まりでしょうか?」と聞いてきた。僕はホットコーヒーを頼む。昔から、初めて訪れた喫茶店ではコーヒーを頼むことにしている。といっても、喫茶店巡りが好きだというわけでもないし、中学のときはほとんどマジパかコンビニしか行っていないから、そこにこだわりを持っているというわけではないけれど。


 「で、僕を喫茶店に呼び出したっていうことは、ただの京都観光じゃないんだろう?」


 去っていく店員の背中を見ながら、テツヤに切り出す。テツヤはほとんど減っていないメロンソーダを一口飲み、僕を真っ直ぐに見つめる。あぁ、これは下手なこと言ったら簡単に見破られるな、と直感的に思った。


 「ええ、ちょっと直接聞きたいことがあって」


 「なんだい?電話じゃダメなのかい?」


 それだったら、わざわざここまで出てくることもなかったしね。そういう意味合いも込めて言ってみたが、テツヤは小さく首を振る。


 「電話じゃはぐらかされそうな気がしたので…」


 「テツヤ相手に、はぐらかしたりしないよ」


 「いいえ、君は相手と内容によってははぐらかしますよ」


 「そうかな?」


 「ええ」


 やっぱり、僕のことに関してのことらしい。まぁ、テツヤ自身のことなら、わざわざ京都に来るわけないか。彼の周りは相談には適していない人物が多いが、それ以上にテツヤを大事に思ってくれる人物がたくさんいる。きっと、テツヤが悩んでいたら、真剣に相談にのってくれるだろう。
 店員がホットコーヒーを持ってくる。ミルクと砂糖はいるかと聞かれ、手で断る。その間、テツヤはまた一口メロンソーダを口に含んでいた。カランッ。氷がぶつかる音が小さく響く。


 「内容は?」


 店員が遠くに行ったのを見計らってから、テツヤに続きを促す。静かな店内にゆったりとジャズが流れる。僕は持ってきてもらったばかりのコーヒーを口に含み、店に溶け込む。いい空間だ。次は個人的にきてもいいかもしれない。





 「紫原くんのことです」





 テツヤの言葉に、少しだけ身体が強張る。あんな行動をした後にその名前を出されると、他意はなくとも身構えてしまう。



 「紫原くんのアドレス消しましたよね?」


 「…なぜ、そう思うんだい?」


 コーヒーを一口含む。少し味覚が変になってしまったようだ。さきほどまで程よい苦味を感じていたのに、今は全く感じられない。



 「紫原くんから相談されたからです。君と連絡が取れないと。何か知らないかと聞かれました」



 テツヤに相談をしたのか。少しの驚きと嬉しさが胸に湧き上がった。敦は人間関係に無頓着だ。滅多に会わない人の名前は簡単に忘れるし、興味がない人は名前すら覚えない。まぁ、嫌いな人物の名前は反射的に覚えてしまうらしいが。音信不通になった自分に対しても、べつにいいやと思われているのかとずっと思っていた。それに、今の敦には彼がいる。そんな敦がテツヤに相談するまで考えてくれたのは、単純に嬉しかった。けれど、それを表情に出すわけにもいかないし、テツヤに言うわけにもいかない。




 この僕の気持ちは、墓場までもって行くつもりなのだ。





 「なんで紫原くんだけアドレスを消したんですか?」


 「たまたま、だよ」


 「違いますよね?」



 テツヤの透明な瞳が僕を突き刺す。こういうときのテツヤの瞳は好きではない。心を読んでいるんじゃないかと疑うぐらい、真偽を正確に見極めるし、何より僕が本当のことをいってしまいたくなる。多分、テツヤの性格もあるけれど。



 「君が『キセキの世代』をどれだけ愛していたか僕は知っているつもりです。とくに紫原くんには強い愛情を持って接していたのを見てきたつもりです。そんな君が不注意をおこして、紫原くんのアドレスを消すわけがない。何かあったんじゃないですか?」



 何か、か……あれは、何かあったというべきなのだろうか。たまたま敦が誰かと歩いている姿を見た。何かを話して、2人で笑いあっている姿を見た。そう彼らの日常を見てしまった。それは僕と彼らの間で起こったものではない。ただ、僕の心境の変化が起こっただけなのだ。



 「なにもないよ。だって、敦とは個人的にまったく会ってないからね。何か起こるはずがないじゃないか。本当にただの不注意だよ」



 そういえば、高校に入ってからは全くといっていいほど会っていなかったな。どちらともほぼ毎日部活漬けだったし、休みをもらえたとしても、わざわざ東京に戻ろうとは思わなかったから、会った場所はIHのときとWCのときのみだった。まぁ、好きだ好きだといわれても、僕と敦の関係は恋人関係というわけでもなかったから、会うことや連絡しあう義務はない。権利もない。だから、これは嘘偽りもない言葉だ。不注意という言葉は嘘だけれど。


 「僕の目まで誤魔化さないでください。僕は君たちにバスケの楽しさを思い出してもらうために勝負を挑みましたが、それと同時に思い出してほしかったんです。みんなで笑い合った日々を。」


 ふと、テツヤの目が遠くなった気がした。中学時代を思い出しているのかもしれない。僕も自然と思い出す。あの時はまだ『キセキの世代』とは呼ばれていなかったが、周りから距離を開けられていた。けれど、普通の中学生のようにバカ騒ぎをしていた。ちょっとしたことで笑ったり、ちょっとしたことで怒ったり、ケンカしたり……まぁ、騒ぎを起こすのは大輝や涼太が多かったが。それでも楽しかった。それがなくなったのは、テツヤのいうとおり、バスケの楽しさが見出せなくなったときからだった。勝利こそが全て。楽しさなんて意味がない。皆で笑い合うなんてくだらないと一蹴していたな、と過去の自分を思い出して、少しだけ苦笑した。


 「そんな中、君と紫原くんの関係は他人から見ると、とてもおかしな関係でした。そういえば、まるでご主人様と犬のようだとよく言われていましたね」


 「そうだな」


 いつだって僕の後ろには敦がいた。それに、もともと誰かの言うことを聞くのが嫌いな敦だったが、僕だけのいうことだけは素直に聞いていた。そんな敦を見て、いつのまにか周りからは、紫原は赤司の番犬だと囁かれていた。昔から周りにとやかく言われ続けていた僕はべつになんとも思っていなかったが、敦はなぜかその言葉はひどく気に入っていた。というか、自ら「だって、俺赤ちんの犬だし」と言っていた始末だ。思い出しただけで、心が少し温かくなった。やはり、敦はすごい。


 「けれど、君たちは幸せそうでしたね。まるで恋人同士のように見えました」


 その言葉に温かくなった心が急激に冷えたのがわかった。恋人同士?何をいっているんだ、こいつは。あの関係が恋人同士に見えるなんて、馬鹿げている。



 「テツヤ。想像するのは勝手だが、その想像を僕に押し付けるな」


 「押し付けていません。そう感じるのは、赤司くんがそう思っていたからでしょう?」


 「そんなこと思っていない」


 「少なくとも、赤司くんは紫原くんを好いていたでしょう?」


 「誰よりもよく命令を聞いてくれたからね」


 「違います、恋愛としての意味で、です」



 テツヤは視線を逸らさない。だから、僕も逸らさないように努めているが、今のテツヤと僕とでは圧倒的に僕が不利だろう。きっと、テツヤは全てわかっているのだ。なぜ、僕が関係を切ったのかはわかっていないと思うが、僕は敦が好きで、敦と自分の関係から逃げるために連絡を切ったのだと。けれど、僕は本音を言うつもりはない。明かすつもりもない。こんな思い誰にも知られたくない。



 「僕が敦に?ありえないよ」


 かすかに笑顔を見せ、はぐらかす。テツヤは同情をするような目を僕に向けてきた。いや、強情な僕に呆れているのかもしれない。そして、一つ息を吐いた。








 「……氷室辰也さん」









 その言葉に僕は表情を動かさなかったが、心臓は忙しなく動き始めた。あぁ、さっきの目は強情の僕に対する呆れの視線ではなかったのだ。きっと、これがテツヤの切り札。それを出す前触れだったのだ。テツヤは普段無理矢理聞きだすやり方は好まない。そんな彼がここまでさせるのは、僕のせいか、それとも敦のためか。


 「ですよね?紫原くんと仲がいいのは」


 テツヤは少し目を細めた。僕の反応を逃がさないという目だ。心臓がうるさい。彼が氷室辰也という名前なのは知っている。僕らのような天才の部類ではないが、バスケットプレイヤーとしてはいいものを持っているし、それよりなにより陽泉の高校にいたからだ。



 「あぁ、確かにそんな名前だったね。で、彼がどうしたんだ?」


 コーヒーを一口飲む。もうすっかり温くなっていた。不味い。


 「君は勘違いしているのでは?」


 「何を?」


 あくまで何も知らないふり。何も見ていなかったふり。そういうのは得意だ。


 「あなたは氷室さんと紫原くんが付き合っていると思っているのではないですか?」


 僕の行動の原因をどんぴしゃに当ててきた。趣味は人間観察というが、そろそろテツヤは探偵ぐらいになったほうがいいかもしれない。影が薄いから尾行も簡単にできるだろうし、なにより敦からの話だけで、ここまで想像できるなんて普通ならできない。けれど、僕は知らないふり。だって、それが本当だという証拠なんてなにもないのだから。


 「何を言っているのかわからないね」


 「嘘、ですよね」


 笑いながらはぐらかしてみたが、ぴしゃりっとすぐに反論された。あぁ、やっぱり今日は断っておけばよかったのかもしれない。テツヤの言うとおり、電話やメールならすぐに切ることができる、はぐらかすことができる。しかし、直接会うと、そんなことはできない。逃げることができない。





 「自分よりか氷室さんの方が紫原くんに見合っていると思ったんですよね。紫原くんを包んであげることができる氷室さんのような存在が紫原くんに必要だと、命令するような関係ではなく、お互い尊重しあえるような関係の方がよいと思ったのではないですか?」






 まるで、僕の気持ちを読み取ったかのようにすらすらと出てくる言葉に、僕は思わず笑みをこぼしてしまった。テツヤは僕の反応に驚き、目を丸く開く。ここまで知られていたら、もうどうにでもなれという気分になってくる。さきほどまではぐらかしていた自分がバカらしくなった。今まで逸らさなかった瞳を、僕は逸らした。



 僕の、負けだ。やっぱり、テツヤには敵わないな。





 「……そうだ、といったらどうなんだ?」




 その答えにテツヤは僕が折れたというのがわかったのだろう。テツヤはふぅっと安堵の息を吐くと同時に、言葉を紡ぐ。



 「どうして、紫原くんの気持ちを無視するんですか?どうして、簡単に捨てられるんですか?どうして、自分だけで決めてしまうんですか?」



 その言葉に僕の頭の中では勝手に敦の声として再生された。



 「…それは敦の言葉かい?」


 「ええ」


 きっと、テツヤに相談したときにぶつけられたのだろう。テツヤはそれになんと答えたのかわからない。いや、答えないで、ただ聞き流したかもしれない。けれど、敦らしいといえば、敦らしい言葉だった。


 「本当に犬のようだね」


 ふふっと思わず、笑いの息が漏れる。テツヤはそんな僕を見て、訝しげに首を傾げた。


 「赤司くん?」


 「今の敦の気持ちは主人に捨てられた犬と同じような感情だ。だから、敦が今不安がっているのは、今まで可愛がってもらえたご主人がいなくなったせいだよ。でも、今敦のそばには氷室さんがいる。すぐに僕のことなんて忘れるよ。」



 命令に従っていれば楽に勝つことができる。生きることができる。いつかの敦が言っていた言葉だ。それは本当に犬のようだった。ただ、忠実に命令を待ち続ける犬。そんな敦が彼のおかげで変わってしまったとしても、忠犬精神は変わっていないのだろう。そこに愛がないということはわかっているつもりだ。テツヤの顔は悲しそうに歪んでいる。あぁ、同情されているのだろうか。


 「赤司くんはそれでもいいんですか?紫原くんのことが好きなんですよね?」


 「ああ、好きだよ。今でもすごく。」


 それはすんなりと出てきた。素直になるというのは楽なんだとわかった。



 「でも、いいんだ。なんでだろうね。前までは、赤の他人に君たちがとられると思ったら、殺してしまいたいぐらい嫉妬していたのに。今ではそうじゃないんだ。成長、したのかな?」


 自分の力じゃなくていい。幸せになってほしい。それは本心だった。敦だけじゃない。テツヤはもちろん、涼太も大輝も真太郎も。僕の知らない誰かといることで幸せになってくれるなら、それでいい。狭かった僕の世界の住民がいなくなっても、彼らが幸せに笑っているなら、一人きりの僕の世界はそれで満たされる。


 「それに、僕にとっての一生分ぐらいに敦が愛を与えてくれたから、僕はもう十分なんだよ」






 好きだ。




 ずっと傍にいる。





 中学3年間、ずっと吐かれていた言葉。たとえ、それが本当の愛の言葉ではなくても、友人としての言葉だとしても、僕にとっては十分だったのだ。十分すぎたのだ。あのときの僕は全くわからなかったけれど。たしかに、僕は愛で満たされていたのだ。だから、その愛を持ち続ける限り、僕は幸せなのだ。彼が僕を友人として、憧れの人物として愛していたという事実だけで僕はこれからも生きていける。



 「紫原くんと直接話す気はないんですか?」



 テツヤがため息混じりに聞く。何を言っても無駄だとわかったのだろう。だって、僕は今までと違って、ちゃんと相手の幸せを考えているのだから。本当にここまで変わってしまった僕に笑ってしまう。



 「ないよ。それに敦にはもう彼がいる。今さら会って、何を話せと言うんだ」



 テツヤと同じことを言えばいいのだろうか。それはおかしなことではないだろうか。お前が好きだけど、お前の幸せを願っているから、これからはお前の好きに生きてほしい。なんて、自分勝手な言葉だろうか。自己満足の押し付けだ。



 「紫原くんがあなたを愛していても?」



 「それはありえないよ、テツヤ。あいつが僕に向けているのは憧憬と一緒だ。それに、さっきも言ったように彼がいるんだ。すぐに本当に誰を愛しているかがわかるよ」



 きっと、敦のことだからすぐに気づくだろう。僕の傍はどれだけ窮屈だったか思い知るだろう。彼の傍はどれだけ安らぐかわかるだろう。だって、あの笑顔は安らいだ笑顔だったから。







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