とくん
とくん
一定のテンポで音は鳴る。
気持ちがいいそこは天日干しした布団に包まれる感覚とにている。
ふあっと、噛み殺しきれなかった欠伸を吐き、目を擦る。
「あら?起こしちゃったわね。」
女性の声が俺に話かける。
まだ眠いながらも、返事を返した。
「ん……」
「おはよう、お寝坊さん。」
「ぉは、ょ…まぁま。」
俺はこの人を知らない。
Melody
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