カーンカーン…



辺りに鐘の音が響き渡っとる。



ん??



俺、前にもこないな台詞言わんかったか??



あぁ、この前の夢やんけ!!



ホンマ、あんときは驚いたで。



夢でよかった思たんはあれが初めてや。



あれはあり得へん構図やったからな…。



………で??



またこの状況にある言うことは…!?



名前が今度はまた別の誰かと結婚する言うことか!?



って、あぁ??



今日は俺ちゃんと祭壇の下におるやん。



ちゃんと新郎の格好しとるし。



ちゅうことは…??



今回はちゃんと俺と名前が結婚できる言うことか!?



うわ、ヤバい!!



なんやめちゃくちゃ緊張してきたわ…。



名前、メッチャ綺麗なんやろな♪



お、扉開いたで!!



"パパパパーン"



ウェディングドレスに身を包んだ新婦。



早よ来い!!



ひよ里、また泣いとるやんけ。



あいつはホンマ涙もろいな。



拳西もローズも泣いとるし。



あ?何で拳西があそこにおんねや??



確かこの前は新婦の父親役やったで??



ん、横に歩いとるんは…??



きょ、京楽隊長!?!?



な、何で京楽隊長やねん!!



あの人のスーツ姿って意外やなぁ…。



って、そう言う場合とちゃうし!!



つか、名前は確かに京楽隊長に可愛がってもろとって、大好きやったはずやけど…。



いくらなんでも父親言うんはありえへんやろ??



大体、100年以上会うてへんし。



まぁ、ええわ。



とにかく俺は名前と結婚できるんやったら…!?!?



あ、あ゛ぁ!?!?



ちょ、ちょぉ待ちぃ!!!



そこにおるん名前とちゃうで!?



って……!!!



「リ…リサッ!?!?」



矢胴丸リサが俺の方を向いてにっこり微笑んどった。






- 1 -


|





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -