「ソレは好き、っちゅーことか?」

「うん・・・」

更に頬を染めると、俺から目を逸らそうとする

俺は名前の両頬に手を添え、視線を合わせた

「せやったら、何で避けとってん?」

「だって、あまりにも綺麗だったんだもん」


夜桜が舞う中に、輝く金色の髪が靡いてて

すっごく艶っぽくて、目を合わせる事さえ出来なかったの。


「俺、嫌われとるんちゃうかと思っててん」

「嫌うなんてそんな・・」

名前が言い終わる前に、その小さな体をぎゅっと抱きしめた


「愛しとるで、名前」

名前が綺麗やって褒めてくれた俺、今日からお前のモンや

もちろん、名前は俺のモンやで?

絶対、離したらへんから。





fin




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