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「何だかもう冷たいものはいいので優しさが欲しいです!この世界を優しさで満たすべきなのです!私を優しく包んでくれる方を求めます!」
「それは例えば誰」
「………」
「居ないのか…」
「いっ、いますよ!さっちゃん!そう、さっちゃんはいつも私を優しく豊かな胸で包んでくれるんです!」
「もう優しさ云々ではない」
「羨ましいならそう言ってください!そんなこんなでさっちゃんのもとへ行こうかと思うんですがその行為はとっても大きな大きなリスクを伴うのです。わかる人?」
「はいバカ」
「はい先生、みたいなノリで手をあげないでください!何ですか赤司くん」
「この夏で大輝が捕まえたセミの数々」
「そう、そうなんです!さっちゃんのもとへ行くには多かれ少なかれあのセミ野郎と会ってしまう可能性がアリなのです!セミなんてホント勘弁してください。そんなこんなで大正解な赤司くんにはご褒美として一人でさっちゃんのもとへ行ってもらいたいのです!」
「ああ、それならついでにココには大輝を呼ぼうか。僕が桃井のところへ行ってる間に」
「マジ勘弁してください!!」
決行できず
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